「洋楽に日本語を載せる稀有な大成功例!」SING シング バッハ。さんの映画レビュー(感想・評価)
洋楽に日本語を載せる稀有な大成功例!
字幕版と吹替版で鑑賞。どっちがいいって訊かれると困るが、3度目を観るなら字幕版にすると思う。もともと洋楽のオンパレードな映画だし、マコノヘイとかスカヨハの芝居や歌を原語で堪能したいわけです。
ただ、この吹替版は凄い。なにが凄いって演技のクオリティが高いのはもちろんだが、英語の歌メロに日本語を載せた時の違和感のなさが凄い。
ミュージカルの日本語化に多いのが、どうしても作文のように聞こえてしまうパターン。セリフとして情報を伝えないといけないために意味ばかりが前に出て、メロディーに合ってない。もちろん訳詞の人は細心の注意を払っているでしょうが、聴く側の印象としてムリクリ感は否めない。
ところが『SING』の吹替チームはそのハードルをみごとに越えた。原語のニュアンスを汲みつつ、日本語の歌としてもポップ。これは映画のみならず洋楽の日本語化の快挙だと思うので、どちらも見比べ、聴き比べて欲しい。
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