ノック・ノックのレビュー・感想・評価
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男性って大変
なんつーひどいやつらだ!!と思うところですが、これだけムチャクチャされていても、エヴァンの立場というのは恐ろしく弱いものになるという社会的な問題が含まれていると思うと、不愉快だと言っているばかりでは済まない恐ろしい映画だと思うわけです。
あんな風な子が訪ねて来て断る人ってのもどうかと思いますしね。
で、一番怖いのはこれだけの状態であっても女性の言い分1つで男性は「暴行した側」になる可能性が高く、そうなれば裁判などで圧倒的に不利になるだろうってこと。2人の訪問者の女性に自分の家の男性が本気になれば勝てないわけはない、たいていの人がそう思うが、手を出したら自分の罪になる可能性がさらに高まるだけだ。そういった恐ろしさがわかっているからこそのエヴァンに限られた行動しかとらせない、という、社会的な怖さがこの話のキモかもしれない。
さらに2人の方も「父親から日常的に性的な暴行に会っていて人格に問題がある」「帰る家がないという家庭環境が起こした問題である」などとなり、たとえ捕まっても刑が軽くなる可能性は十分に考えられる。
単なる不愉快なサイコパスの話ではあるのだけど、その背後の心理的な面白さからして、2人が捕まったあとの裁判を描いた続編を観たい、そんな気もする。
監督がどう考えてこの話を作ったんだかは知らないけどね(笑)
イーライ・ロスの妄想
ストーリーはニュースに使われるようなインターネットの投稿動画なみの下らなさなのですが、SNS時代のハニートラップを描いたという点が、キアヌ・リーヴス世代(53歳だそうです)と20代前半のインターネットネイティヴ世代の深い溝をハッキリと写し出していて気分が悪いです(笑)
何しろキアヌの善意につけこんで人の家庭を破壊して全く反省しないんだから、ISかよ?と思うくらい理解できない娘たちですが、金髪じゃないジェネシスという娘はなんとイーライ・ロスの奥さんです。また途中、変なオバサンが出てきますが、この女『ノック・ノック』の元の映画『メイク・アップ』の主演女優だったそうで、イーライ・ロスの徹底した嫌がらせは配役にもキツく発揮されているようです(笑)
ただただ胸糞悪い
これでもかと下衆さを見せ付けられるだけで非常に気分が悪く不愉快。目的が良くわからず、ただただ破壊的。人まで死んでのこの騒動は娯楽でも何でもない、時間とお金を返して欲しいくらいです。なんの意味も無い違和感と嫌悪感のみの映画。毎年、年間に何十本と劇場鑑賞をしますが、観ている最中に後悔をして集中出来なかったのは初めてです。
頑張れキアヌw
本質を突いた不愉快な映画は超愉快。
不愉快な事になる映画っていいじゃないですか。
人に快感を与える映画を決して否定はしませんが、
現実の世界はロクでもないし生きてても殆どは不愉快なことばかり。
だからこそ
不愉快な惨劇がスクリーンに大写しになると、その作品を作った人達、そして観客達と、人生ってそもそも愉快なもんじゃねえから!!という事実を共有できたことに嬉しさすら覚えてきます。
それに現実世界の不愉快に目を背ける事が出来ない人は、本質を突いた不愉快がフィクションの中で大暴れする事を実は望んでいるんですね。
あんなズブ濡れのエロい無料ピザが家に届けられたら男は食べるしかないじゃないですか…
その真理こそ惨劇であり、家族をズタズタに引き裂いてしまう本能を男は持ってるんですね。なんとも不愉快。
でも、もっと怖いのは、美女2人が妄想だったという見方…
完璧極まりない家庭は、男にとっての抑圧された檻です。家をメチャクチャに壊したかったのは主人公の本当の思いかもしれません。
男ってどうしようもない、自分の性に嫌気がさします。不愉快映画最高!大爆笑!
以上。他のレビューが低かったので愚痴みたいになってしまいすみませんでした。
破壊的
ソフトなファニーゲーム
不愉快。
イカれてると言っても、小賢しい所があり、やることが実にわざとらしいというか恣意的というか…。仕掛けも何もない。ただ不自然で不愉快な顛末を見せられて終わり。キアヌ・リーブスって作品選ばない感がすごい。そういうキアヌ・リーブスを観た点のみが収穫と思うことにします。
時間の無駄だったと感じる映画
カナダで現地の友人と暇潰しに一緒に見ました。
リメイク前の作品は見た事がありません。
結論から言うと、「上映時間分だけ自分の人生が無駄になった」と感じました。
正直、この映画を見る時間があるなら別の映画を見る事をオススメします。
この映画は終始、頭のネジが外れた女性二人組に主役の男性が
精神的に嬲られ続けるだけの映画であり、救いは一切ありません。
分類はスリラー映画だと思いますが、スリルよりも不快感のが強く
映画にある程度の爽快感を求める方には不向きと断言できます。
どんでん返しはありません。
唯一褒めるとすれば、主演のキアヌとヒールの女優二人の演技です。
私が付けた☆の数は、殆どが俳優陣に対する評価です。
キアヌはヒーローを演じてきましたが、今作の主役のエヴェンは
泣き叫ぶだけの非常に弱く情けない男性であり、キアヌはそれを演じきりました。
そして、悪役の女性二人は視聴者に非常に不快な感情を抱かせるほどに
「狂人」を見事に演じており、この映画の不快さを一層際立たせます。
ストーリーは救いがなく、主役の情けなさと悪役二人の不愉快さに
イライラしてくること間違いありませんが、それがこの映画の狙いだとすれば
成功している言えます。
しかし、それは「面白い」とは全く別物であり、
私には自分の時間を割いてまで見るべき映画とは、とても思えませんでした。
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