「浮き彫りになる“男の脆さ”。後味の悪い異形のサスペンス。」ノック・ノック 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)
浮き彫りになる“男の脆さ”。後味の悪い異形のサスペンス。
【賛否両論チェック】
賛:一夜の過ちから、それまでの幸せな生活をぶち壊されていく主人公の姿が壮絶で、“男の持つ脆さ”を痛感させられる。
否:決して救いのないストーリーなので、後味は非常に悪く、人によってはヘドが出そう。過激なラブシーンもあり。
家族と幸せな毎日を送っていた主人公が、突然降って湧いた誘惑を断ち切れなかった結果、身の毛もよだつような地獄へと引きずり込まれていく様に、“男の脆さ”というものが垣間見られます。
反面、女性達の行動には理解に苦しむ部分も多く、
「・・・結局何がしたいの?」
と思ってしまった日には、観ていて不快なことこの上ないと思います(笑)。
とはいえ、他ではあまり体感出来ないような緊迫感に支配される、貴重な作品でもあります。特に世の男性陣の方々は、怖いもの見たさに是非(笑)。
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