「不快の180度回った先の痛快。」ノック・ノック 好きこそモノのヘタレなれさんの映画レビュー(感想・評価)
不快の180度回った先の痛快。
覚悟を決めて遠征までして嫌ぁ~な気分になるつもりで観に行って、ものすごく良い形で期待を裏切られた大満足の一本。
不愉快とか不快ではなく。
「イーライ・ロス監督、あなたは本当に意地悪だな!笑」というのが一番の印象だった。
ひとつ確実なのは「人におススメするような映画で絶対はない」と言うことだが。
これを楽しんだ自分の目には程度の差こそあれ、メスはみんなあんなようなものに写るし。
(例えばスーパーの「お客様の声」を見れば)
オスのどうしようもないポンコツ加減も理解はできるし。
そこを不快なレベルにまで増幅して叩き付けてきた監督は、やっぱり只者じゃないなと思う、愉快な映画じゃないけれど笑
「女は男に殴られない、男は女を殴ってはいけない」社会的良識とされることを逆手に取った、不愉快度満点のサスペンス・コメディだよ、しかも出来の良い。
本気で怒って注意している最中に相手に茶化されると、相手の顔面を陥没させたくなるのは男女関係無くあるよね。
やはりこの監督が好きだな、と実感した作品。
ホンと自分を騙して奮い立たせてだったけれど観に行ってよかったわ。
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