「本質を突いた不愉快な映画は超愉快。」ノック・ノック ビート板教室5年目さんの映画レビュー(感想・評価)
本質を突いた不愉快な映画は超愉快。
不愉快な事になる映画っていいじゃないですか。
人に快感を与える映画を決して否定はしませんが、
現実の世界はロクでもないし生きてても殆どは不愉快なことばかり。
だからこそ
不愉快な惨劇がスクリーンに大写しになると、その作品を作った人達、そして観客達と、人生ってそもそも愉快なもんじゃねえから!!という事実を共有できたことに嬉しさすら覚えてきます。
それに現実世界の不愉快に目を背ける事が出来ない人は、本質を突いた不愉快がフィクションの中で大暴れする事を実は望んでいるんですね。
あんなズブ濡れのエロい無料ピザが家に届けられたら男は食べるしかないじゃないですか…
その真理こそ惨劇であり、家族をズタズタに引き裂いてしまう本能を男は持ってるんですね。なんとも不愉快。
でも、もっと怖いのは、美女2人が妄想だったという見方…
完璧極まりない家庭は、男にとっての抑圧された檻です。家をメチャクチャに壊したかったのは主人公の本当の思いかもしれません。
男ってどうしようもない、自分の性に嫌気がさします。不愉快映画最高!大爆笑!
以上。他のレビューが低かったので愚痴みたいになってしまいすみませんでした。
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