「「信じていれば空も飛べる。」諦めない者達の壮絶な闘い。」新宿スワンII 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)
「信じていれば空も飛べる。」諦めない者達の壮絶な闘い。
【賛否両論チェック】
賛:進出を狙った横浜で潰されかけ、新宿での後ろ盾も失った主人公達が、起死回生の一手を狙い孤軍奮闘する姿がカッコイイ。クライマックスの痛快さは言うまでもなく、サイドストーリーも含め、最後に残るふとした切なさも印象深い。
否:暴力シーンがかなり多いので、苦手な人や教育上はよろしくない。前作の知識もあった方がイイ。
取り立てて前作の説明をしてくれる訳ではないので、予備知識はあった方がよさそうです。前作でバーストにとって不可欠な存在となったスカウトマン・白鳥龍彦が、今度は完全アウェイの横浜を舞台に、困難に全力でぶち当たっていきます。横浜を牛耳り、腕力でも権力でも龍彦を圧倒する強敵・滝に対し、龍彦達バーストがどう形勢逆転を狙っていくのか、ラストまで目が離せません。
また、バースト・関の滝との因縁や、龍彦のかつての友・洋介の存在等、見どころには事欠きません。同時に、どこか不安定なヒロイン・マユミのサイドストーリーも、魅力の1つ。
「信じていれば空も飛べる。」
という言葉の解釈を巡る龍彦の話が、とってもステキです。
もう少し丁寧な人物描写が観たかった感もありますが、主人公達の痛快な戦いが堪能出来る作品です。
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