「原作以上のリアルさ」ディアスポリス DIRTY YELLOW BOYS 広瀬さんの映画レビュー(感想・評価)
原作以上のリアルさ
最初は原作以上のものを期待していませんでしたが、さすが熊切監督。原作以上のリアルさ。原作のタランティーノ的なシーンのつなぎや場面の表現は、おもしろくて印象的であるのだけれど、作り込み過ぎてリアルさが失われがちです。映画版はそこに原作にない独自性を描いています。しかし、リアルで塗りつぶしてしまったところに原作のメッセージ性があり、最後はそこが無くなってしまいました。映画版独自のメッセージのあるラストが欲しかったです。
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