シマウマのレビュー・感想・評価
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猟奇的な映画…でもはるかに想像を超えてました
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観終わったあと、どういう気持ちだったと言えばいいのだろう…。「悶々とした」としか言えない感じでした。まぁ、この映画の紹介で福士誠治さんが「観てくださった方がうんざりしてくれれば正解ですかね」とおっしゃっていましたが、実際見てもその通りだった…というのが感想です。
猟奇的なシーンの連続。覚悟はして行ったつもりではありましたが、想像をはるかに超えるものでした。「ここまでやっていいんだ…」というくらい。個人的には画面を正視することができないシーンも多々ありました。
ただ単に猟奇的というだけではなく、演じている皆さんが完全にイッてしまっている感じで、それがまた画面から感じる猟奇さを増幅させている感じでした。何をしでかすかわからないという恐さを常に感じさせ続けていたという意味では、名演だったように思います。
また、特に早苗は、かわいらしく清楚でまじめでか弱い妻で母であったにもかかわらず、それがぶっ飛んでしまう。そのギャップというかその落差の大きさがすごかった。このひどい人間だらけの映画の中で、唯一かわいそうという感情を抱かせる役回りだったかと思いますが、その気持ちを観ている者にとてもとても強く抱かせた女優さんだったと思います。名演だったと思います。
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