「半分ドキュメント」カランジル キッスィさんの映画レビュー(感想・評価)
半分ドキュメント
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ブラジルのカランジル刑務所で起こった、警軍突入による囚人虐殺を映像化したもの。その映像の一部・・・囚人のインタビューや刑務所取り壊しは本物のようだ。
この刑務所は4000人収容のところを7500人ほど収監されていてかなりの飽和状態。その中にはいろんな罪で入っている。
実際に殺人や強盗をした。
仲間や身内を殺人や強盗によって傷つけられた復讐。
愛と憎しみ、そして何かしらの裏切りによる復讐。
正当防衛とあくまで主張されるもの。
そして刑務所内でも買収・ドラッグの売買・裏切り・男ばかりの中でエイズの蔓延、などが横行する。
その中でちょっとしたいざこざから二手に分かれて暴動が起こり、警軍が突入してくる。突入しないということだったのに、突入し虐殺とも言える無差別な銃殺をしていく。
何が正義で何が罪なのか。囚人だから殺されてよい、警察だから殺してよいという構図はもはや成り立たない。
その後の突入した警軍側には何か追及されたのか。
深夜に見なくてよかったと思う作品。
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