「驚異の再現力」聖の青春 オレさんの映画レビュー(感想・評価)
驚異の再現力
実在した人物、村山聖のプロ棋士としての人生を描いたノンフィクション作品。
全く将棋や棋界のことを知らないまま松山ケンイチ見たさに鑑賞。
彼が作品や役ごとに外見も演技も見事に変化させるカメレオン俳優であることはよく聞くが、今回は20kg以上の増量を経て実在した人物を演じていて、それが当の村山聖と驚異的に似ていることに超驚いた笑。
さらにはライバル役の羽生善治を演じる東出昌宏もまぁ似てる笑。
将棋という、悪くいうと映画的な魅力を表現することが難しく感じる題材ながら対局までの過程や向かい合った際の髪を触る、口を抑える、唸る、何度も座り直るなどの口数少ない所作のみで表現した独特の緊張感も相まって余命僅かな村山聖が命を削りながら戦っている様が表現されていて素晴らしかった。
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