「映画になったことが嬉しい」聖の青春 佐ぶさんの映画レビュー(感想・評価)
映画になったことが嬉しい
それほど将棋に詳しい訳ではないのですが、村山聖棋士の活躍をニュースで何度か見たことがありました。訃報を知ったときも悲しかった覚えがあります。それはこれほど才能があって片鱗も見せていても、誰にでもわかる実績がなければ、将棋に興味の無い層からは忘れ去られてしまうのだろうなという想いからでした。
小説と映画では結構違いがありますが、僕はそれで良いと思います。映画はまず将棋に興味のない層に、村山聖という羽生名人にも劣らない凄い棋士がいたんだという事を知ってもらい興味を持って貰う機会。そう考えれば映画の構成は納得の出来です。小説は村山聖という凄い奴が居たんだという知識を前提に読んだ方が絶対に感動できますから。
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