「これは評価が難しい。事前予習ありきかな」聖の青春 巫女雷男さんの映画レビュー(感想・評価)
これは評価が難しい。事前予習ありきかな
私は映画化が決まった春から期待して待っていた人間です。その時、村山聖九段の生涯を調べ、テレビの特集も観ました。
彼に興味を持ち、事前に予習した上でこの映画を鑑賞しました。
正直星評価悩みました。
村山九段の事を知らずに見ると、評価は低いと思います。なぜなら彼は凄い立派な事をしてから死んだ訳ではありませんし。
ただ、この映画を映画館で観るか?、DVD等で家で観るか?で全然感情移入度が違うと思いました。
私は前者を選び、この星評価としました。(評価方法は自己紹介欄参照)
多分、後者を選んでいたら、後悔していたと思います。
村山聖役である松山ケンイチさんの体重増量見事です。ただし、本人に似るのに、体重増量もう少しといった感じです。
また、後ろ姿がクローズに出て来るリンダマンに見えました。 (後半の猫背姿は似てましたよ。)
松山ケンイチさんと羽生善治役の東出昌大さんどちらにも言えるのですが、身長がデカすぎる!
しかし、どちらも役を演じるのを頑張ってた感は出てました。
本編的にフィクション部分が多いのは分かるが、ノンフィクション部分はしっかり演出してもらいたかった。
(最後のNHK杯の一戦。何故中継の試合形式にしなかった?。セットも組めたはず。)
最後に、もし彼が生きていれば将棋界はどうなっていたであろうか?
東の羽生、西の村山。長い期間観たかった。
そう思わせてくれる作品でした。
天国でも、牛丼はやっぱり吉野家ですかね。。。
やっぱり結婚して家族欲しかったんだろうな。。。
真剣な対局、人生で上を目指している人間にはズシリとくる名言、逆にクスッと笑わせてくれるシーンもあります。
村山聖に興味がある方は是非事前予習後、映画館でご覧下さい。