「とっても良かった!」聖の青春 roricoさんの映画レビュー(感想・評価)
とっても良かった!
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すべての俳優さんの演技がとても良かったです。
ノンフィクション映画の手法で撮影されてる場面が多いので、風景による心情表現や時代の空気感描写など、ふつうの映画に慣れてる人には少し面倒くさい?回りくどい?感じ方もあるかも。
ただ、その撮影の仕方のおかげで、唯一フィクション感の強い羽生さんと聖の2人のご飯のシーンがよりファンタジックになり、果てしない将棋の思考の世界が幻想的に演出されて良かったと個人的には思います。
東出さんと染谷さんの演技だけで5点評価にする!!というくらい本当にうまかった。
柄本さんも良かった。
でもいちばん泣いたのは竹下景子さんの寝ながら泣くシーン( ; ; )あんなん泣くよ、、、
松山ケンイチさんは、彼の背負う村山聖の愛すべき人間味と死への切実さがあいまって、シナリオがすごいのか松山ケンイチさんがすごいのか分からなくなるくらいとにかく自然でした。結局いちばんうまかったということでしょうか。
すごく全部良かったんですけど、それまですっかり90年代の世界感なのに最後のエンディングソングで思いきりズッコケました、私は笑
嫌いな歌手ではないけど、声と曲が甘すぎませんか。
せめてコブクロ、思い切ってエレカシとか、クロマニヨンズとかアンマッチ疾走ロック方で行くか、ふつうに人の声のないクラシックとかで良かったんじゃないでしょうか。
でも違和感ない人が多かったみたいだから私がずれてるかな?
とにかく今年いちばん良い映画でした。
羽生さんファン、羽生世代棋士ファンとしては、ほんとに映画化してくれて有難う!!て感じです。
かなり期待値高かったのに、それを上回ってくれました。
お疲れ様でした。
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