劇場公開日 2016年7月17日

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「こういうプレイもありかな、いや…ありかな。」ザ・ボーイ 人形少年の館 幸ぴこリンさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5こういうプレイもありかな、いや…ありかな。

2017年9月25日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

怖い

萌える

邦題が酷い。ヴィジュアルバンドの曲のタイトルみたいだ。

序盤、旅行へ出かける老夫婦に「しっかり働きます!」と言いながら人形をガン無視するまでが音速のグレタ。
中盤以降、サンドイッチ1つで手のひら返してブラームスに優しくなり「子供を亡くした苦しみが私にはわかるの…」と自らの過去を打ち明け優しい彼からのデートの誘いを断ってまでブラームスから離れまいとする姿とのギャップが凄い。というか、違和感が凄いw

配達係の優しいご近所さんの彼も、そこ秘密にすんなよ…と思うような過去ネタを突然打ち明けてくる等無理やり感を抱きかねないシーンが目立つ。老夫婦も別にその年で自殺しなくても良くね?と言わざるを得ないし。
でもまぁ、ゴシックな雰囲気漂うお屋敷にマジで人形と2人きりというシチュエーションが静かに怖いので楽しかった。
鏡ぶち割って引きこもりブラームス(ヒトガタww)がぬっと登場するシーンはテレビから貞子が出てくるジャパニーズホラーのような、若干ビビらせ過ぎて進撃の巨人の特撮シーンにも見えるような、とにかく印象深かった。
赤ワインを飲みながら1人用ソファにブランケット掛けて鑑賞したいね。

散々ド派手な濃厚ストーカーを思わせていたコール君がクソ雑魚並にブラームスにヤられる(しかもブラームスは引きこもりの大男)のが最も残念だったかな。
ひげもじゃ胸毛もじゃのブラームスが「ベッドにおいき!」と言われてすごすご従うシーンに萌えたのでレビュータイトルがこうなりました。

幸ぴこ