「2010年代はヒーロー映画の年だったな」アベンジャーズ インフィニティ・ウォー つとみさんの映画レビュー(感想・評価)
2010年代はヒーロー映画の年だったな
MCUの最初の作品である「アイアンマン」との出会いから10年。観る前はなんてカッコ悪いスーツなんだと思ったものだが観てみたら面白かったし、ものすごくカッコ良くてビックリしたのはいい思い出。
その後の「キャプテンアメリカ ザ・ファースト・アベンジャー」で、やはり同じようにダサいコスチュームとダサい盾で、このヒーローは一体なんなんだ?と思っていたが、観てみたらキャプテンがカッコイイ!丸い盾が想像以上にカッイイ!と感じたのもいい思い出。
それから、ハルクとソーとの出会いも果たして満を持して挑んだ「アベンジャーズ」はキャラクターたちが反目したり協力したり、キャストが豪華なこともあって本当に面白かった。
「アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン」は逆にものすごくつまらなかったけど、今はそれは置いておくとして、ドクターストレンジやスパイダーマンやブラックパンサー、ガーディアンズなど、初期のアベンジャーズの時よりも更に多くのヒーローがサブキャラも含めて、本当に数えきれないほど参加した本作「アベンジャーズ インフィニティウォー」は、悪役サノスを中心に惑星間もまたにかけた特大スケールのヒーローアクション作品で、面白かった以外に言いようがない。
10年の積み重ね、多くのヒーローとの出会いがこの作品を面白くさせているのだと思う。
ソーの2作目以降やガーディアンズのリミックスなど観ていない作品もあるけれど、ここまで頑張ってついてきた甲斐があるというものだ。
しかし、本作の強みであるヒーロー大集合は、私のように何とかついてこられた者だけに与えられる特権のようなもので、関連作品のあまりの多さにワケわからんとなる人も少なくないだろう。ある程度でも過去作品を観ている人以外には全くオススメではない。
この後に公開される「アベンジャーズ エンドゲーム」が楽しみで仕方ないほどに満足したのだが、個人的な不満をあげるなら、最初に書いたアイアンマンのスーツとキャプテンの盾が、スタイリッシュに洗練されて現代的デザインにアップグレードしているのだが、これが逆にカッコ悪くなっているように思う。特にアイアンマンのスーツはツルンとしていて動く赤い水滴のようだ。ゴツさはあったほうがカッコイイ。
最後に、グウィネス・パルトロウが好き(彼女が演じた中でも特にペッパーは好き)なので加点したことだけは素直に告白しておく。
彼女の出番がワンシーンで僅か数秒だとしても★一つ分の価値がある。