「鑑賞記録というか感想の垂れ流し」アベンジャーズ インフィニティ・ウォー ハッピー・ホーガンさんの映画レビュー(感想・評価)
鑑賞記録というか感想の垂れ流し
物語冒頭、いつものマーベルロゴから始まるんだけど、どうにも様子がおかしい。嫌な予感がする…からの、半年前に命からがら逃げ出したアズガルド宇宙船が壊滅??そして、いやあああああ!ロキたああああん!冒頭5分で『ソー ラグナロク』のエンディングをぶっ壊す非道さを遺憾なく見せつけるサノスたち。いつものヴィランのレベルを超えてるということがこの時点で既にびんびん伝わってくるのです。
そもそも今回の話、物語の主役はまさかのサノス。サノスが己が思想のもとに着々と野望を達成させ、我らのヒーローたちが右往左往する様を二時間半見せつけられる訳です。結果、主役のサノスにとってハッピーなエンディングがやってくるわけですが、そんなことはヒーローや市井の人々にとってバッドエンド以外の何物でもなくて。「どーすんだよこれ…」と思わず言葉が漏れてしまいました。だってブラパンもガーディアンズもスパイディも消滅だぜ?みんな続編が決まってるからどうにかして甦るんだろうけどさ、その「どうにかして」が全く想像もつかないわけだから悶々モヤモヤエブリデイな訳です。幸いにも続編はもう一年後には観られるらしい。よかったー。
バッドエンドが待ち受ける作品ではありますが、相変わらずヒーローたちはかっこいい。とくに今回、「アベンジャーズのテーマ」が流れるシーンは軒並みかっこいい。特にヴィジョンとスカーレット・ウィッチの窮地を救いにやってくるキャップたちの登場シーンは、立ち上がって拍手したくなるくらいのカッコよさ。あとは新武器を手に現れるソーwithロケット&グルートのシーンも良かったなぁ。こういうシーンがあるから最後の最後まで希望を持ち続けはしたんだけど…無理でしたね。ひっくり返りませんでした。なんかテラフォーマーズの電気ウナギさんのことを思い出しました。
余談ですが、セッション22というラジオ番組の配信限定コンテンツ、ネタバレ全開で本作を語り尽くすという企画が本作の補完にうってつけなので、聞ける人はぜひラジオクラウドのアプリで!
相変わらずドラックスは可愛いとか、ラグナロク以降のバナーさんは気弱を飛び越えて頼りなさ過ぎるぞとか、なんでロキたんがロキたああああん!とか色々言いたいことがありますが、10年間全ての作品を追い続けて本当に良かったと心の底から思えた、そんな作品でした。
そろそろデップーが取って代わろうとしてますので、未見の人はスクリーンへ!たぶん、今までの作品を観てなくてもいけます。たぶん。