「これが予想裏切るってやつか…」アベンジャーズ インフィニティ・ウォー ぴよぴよあっちっちさんの映画レビュー(感想・評価)
これが予想裏切るってやつか…
「予想絶対裏切られる」と聞いてたけど、映画始まってからは、そんな事忘れてるくらい、いきなりのサノス登場。
アベンジャーズの中では、1番危ない奴、ハルクもコテンパンにやられ…(笑)
サノスは、やっぱり強い…とか言うレベルじゃないなってのは、最初から漂わせていたけれど。
こんなにも簡単にストーンが奪われていくんだ…と唖然。
只、サノスを悪役と見るのか、共感するのかで見え方も感じ方も変わるのだろうなと。
シビルウォーで、今までヒーロー映画等にツッコミたくなる処をフォーカスしていた様に、現代の政治的な部分とか、地球の問題視されてる部分だとかを上手く表してくれてる様に思えた。もしかして未来ってこうなるのかな…と思えるような(笑)
「バランス」がある意味キーワードになっていて、今までのヒーロー映画の様な「完璧なバランス」なんて現実には有り得ないし、「不完全なバランス」を選択するしか世界の均等は保たれないのだと示唆していた様に思う。
全てが思い通りの世界なんて有り得ない。
何かを犠牲にして、何かを得る。
「平和」という目的は同じなのに、方向性がまるで違う、アベンジャーズ達とサノス。
「正義」という言葉も、アベンジャーズの小さな輪の中で決裂した様に、各々違うものだから、サノスを安直に「悪」と呼べるのか疑問が残った。
まぁ、先ずお前が犠牲になれよ(笑)とか、アベンジャーズにサノスと真っ向闘って、グローブ剥ぎ取るより、腕切り落としとけや(笑)とか思った処もあったけども(笑)
色々、考えさせられた映画でもあったかな。