「マーベル映画の中でもかなりの当たり」ブラックパンサー とんぺーさんの映画レビュー(感想・評価)
マーベル映画の中でもかなりの当たり
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総評 ストーリーも若いヒーローに比べて重厚で、やや軽率な性格な部分もあるけど、一貫して見えた彼の覚悟に惚れた
シビル・ウォーの前に見てしまったので冒頭の父親を亡くすシーンが簡略化されていて困惑(翌日シビル・ウォーを観て補完)したが、彼は望んで早くに王になりたかったわけではなかっただろう。
王着任のための儀式は息を呑んだ。ヒーロー物定番の「ヒーローとして闘う覚悟をヒーローパワーを捨てて始めて身につける」をこんな序盤でしてしまうとは……
キャプテンは元からあったけど、彼は英才教育的にヒーローとして育ったんだなぁーと感心。
今作のヴィランは序盤はユリアン、後半から従兄弟?に当たる主人公と同じく王位継承者。アツい、とにかくアツい展開。偽主人公格が出てくるなんて、王道展開は予想してなかった。その上この従兄弟にもバックボーンがしっかりと用意されていて、どっちも応援したくなる。すごく魅力的なヴィラン、っていうかなんとか和解して2人で王国を守っていってくれ。
侵略されても尚、決闘として正々堂々闘いを申し込むのも素晴らしかった。2代目キャプテンアメリカは彼がなるべきだろう。
ヴィヴラニウムがちょっとチートアイテム過ぎるけど、妹とフィアンセにも活躍の場があって、序盤から登場し続けた各部族も参戦してのワカンダ内戦は見応えがあった(ちょっとチャチかったけど)。
こういう当たり作があるからヒーローコミック映画とは言え見逃せない。(映画館で観たかった)
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