劇場公開日 2018年3月1日

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「マーベル終わりの始まり~ごった煮の罰~」ブラックパンサー PAPASさんの映画レビュー(感想・評価)

0.5マーベル終わりの始まり~ごった煮の罰~

2018年3月22日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

単純

「ブラックパンサー」9点。

「マーベル」史上最低ではありませんか?
今までの「マーベル」映画全てと比べてです。

共通するのは「ちゃち(チャラ=主人公の名前+い=チャラい)」の意味です。
VFX・アクション・スケール・ヒーロー・武器・破壊度・キャスト・敵ライバル・宣伝・観客動員数など全てにおいて「ちゃち」です。

何故なら、比較するのが、鑑賞するベースが「アベンジャーズ」シリーズだからです。
VFXだらけで・とっくに人間には不可能なアクションを・宇宙を超えた神の世界にまで・絶対に死なないヒーローが何人も・破壊できないものがないほどの武器で・星を破壊するまでのパワーを・数えられないほどの豪華スターを揃え・もう敵が見当たらないまでに・キャストも来日しないし(代わりに「ももクロ」ですか)・4W目で1日の上映が2回です。

これ以上「驚く(だけ)」ことがあるんでしょうか?
つまり今までに、「マーベル」の「(ヒーロー・キャストを初めとする全てにおいての)ごった煮」の作品を制作してきたからです。今までの結果的「罰」では。
後からこの作品を出してきたら、そうならざるを得ないのでは。今までと比較してしまいませんか?鑑賞するベースになりませんか?これだけを特別に観るんですか?

キャストは、全て黒人(そういえばひとりだけ白人がいました)、というのは「逆差別」では?ストーリー上必要がないのであれば、「不自然」です。「世界」とか「人類」とかを入れているのであれば。
キャストに魅力がありません。主人公よりもまだライバルの「M.B.ジョーダン」の方がましでは?女性陣は壊滅?(これは「セクハラ」・「差別」になるんですか?)

「世界が知らない超文明国」ってありえます?(「ファンタジー」ってわかっています)
「全てを破壊するパワーを秘めた鉱石・石」?また出ました。「全ての衝撃を吸収」「全ての攻撃を防ぐ」「どんなものでも破壊できる」。この石で作った「戦闘スーツ」「盾(シールド)」「特殊能力」があれば…。こんなことを言ってしまったら「無敵」ですが、もう後がありません。「賢者の石」とは別ですか?「石」はやたら使われます。どこから来たんですか?「宇宙」と同じでわからない・「未知」ですか?
ストーリーでは、国々の対立・謎の死・ライバル・恋人・父・母・裏切り・謀略・世界を救う・人類に未来はないなどで成り立つ世界は「既視感」以外のものがありません。それがいいんですね。

これは「マーベル・ディズニーの終わりの始まり」では?
恐らく次の「総動員」の作品で。
また違うアイデア出してくる?何しろ「海千山千」なんだから。今までもそうだった?

「ケビン・ファイギ」という、強面のいつもボーシを被ったおっさんがいます。「映画革命を起こした男」「総興行収入ランキング1位(ちなみに2位は「S.スピルバーグ」で、3位はあの「SW」(私は「SW」をダメにした張本人と思っています)の「K.ケネディ」です)」「マーベル・シネマティク・ユニバース」で1兆4000億円を稼いだそうです。世界中を飛び回っています。日本では「ディズニーランド」で会見をしました。
これ要するに、自前の「アニメ」の「ヒーロー」キャラクターが一杯あったので、「著作権」などのややこしい問題が起こらないので、それを惜しげもなく「ごった煮」にして出しただけでは。
別に他人のものを、どこかの国のように勝手に使用したわけではないので問題はありませんが。

この「戦略」はどうでしょう?
もう少し「出し惜しみ」をしてはどうでしょう?
せめて「ヒーロー」は2人までとか(せこい?)、違う側面のストーリー(例えば人間的な弱い面をクローズアップしたり、文芸的にするとか。そんなことしたら真っ先にお前が批判するくせにと)を入れるとか。違う「サイドストーリー」を世界中から探せばどうでしょう。
成功してたら「マーベル」はまだまだ稼げた?

何故「マーベル」「ディズニー」にこだわるかというと、これらが、残念ながら、大好きな「映画」の「これから・未来」を担っているからです。これらが沈むと「E=娯楽」「派手さ」「にぎやかし」という意味の「映画」が沈むからです。
「大きな映画の可能性」はつぶしたくありませんので!

「楽しけりゃいい。」「理屈じゃない」も確かに正しいです。
でも「映画の可能性」をもっともっと知らしめませんか。世界中に。そして「C=カルチャー(すでになってる?いえいえ)」「A=アート」な部分にまで高めた「映画」「も」あれば。
単なる「ブーム」の「連続」だけではなくなります。

今のままでは「SW現象」に見られるように、「マニアック化」が心配されます。人気は根強いが「一部」のファンだけに。「マーベック現象」?「杞憂」でしょうか。ならばいいんですが。

映画関係者ではありませんし、立派な人間ではありませんが、傲慢にも「上から目線」ですが、いつも「ボロカス」ですが(自覚はあります)、
できるだけ「採点基準を厳しく」し、「問題点を指摘」し、「理由を論理的に」、「感情を抑えて」(?)、「品を失わないように」しているつもりです。

「何でお前が!」
「はい、資格も理由もありません。」🍀

PAPAS