「国王でありつつヒロイズムに服する」ブラックパンサー 字幕 アンゼたかしさんの映画レビュー(感想・評価)
国王でありつつヒロイズムに服する
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ワカンダという先進的な技術を持ち保守的でもある国、とてもエネルギッシュで逞しく気高く魅力的な人達で溢れていて元気を貰えました。それにオシャレ。それくらいキャラ立ちしている魅力的なキャラが多かった。魅力的な脇役が好きな私にとっては万歳とも思える作品でした。
それにキルモンガー、彼は陛下に勝るとも劣らない素性と歪んだヒロイズムを持ち合わせた存在。彼の発言に陛下が悩まされるのも、父上の誤ちに首をひねり、自国の為だけの国王であるか?他の国々に手を差し伸べるヒーローであるか?という疑問に、"国王"であり"ヒーロー"でもあるという締め括りはとても良かった。
この作品は世界情勢を反映した作品でもあるのでそういうのに疎い日本人には少しハマらない部分もありそうなのは残念…
クレジット後のティチャラの語る「国家の壁をなくしたい」は明らかに反トランプともとれる批判でした。
追記
余談ですが、最後の6つ目のインフィニティストーンは隕石として降ってきたヴィブラニュウムの中核にあるのだと思います。
ワカンダの地で育った神秘ハーブが死者に合わせてくれたのもそれ故。ソウルストーンはワカンダにあるのかもしれません。
インフィニティウォーの要素がなかったという感想も見ましたが、こういう部分に気付き汲み取れる事が観客側にも求められているのでしょう。
【訂正:インフィニティウォー見ましたが予想が外れました。】
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