「ソーとハルクの存在感よ。」マイティ・ソー バトルロイヤル ちゃーはんさんの映画レビュー(感想・評価)
ソーとハルクの存在感よ。
シビルウォーで出番のなかったメインの2人が躍動した作品。シビルウォーで、あんなにたくさんのスーパーヒーローが登場したが、たった2人で、それを凌駕した。厳密にいうと、ロキを含めて3人か。
期待に違わぬハルクの暴れっぷり。憎きヒールから愛されキャラへと変貌したロキ。さすが主役の覚醒したソー。仲良しでもなく、友人でもなく、どこか信頼し合ってるこの三者。
「お前はこんなやつだろ?」という男同士の無言の信頼関係がたまらなかった。たとえば、ロキの裏切りは、ソーにもブルースにもお見通しで。その後、助けに来ることも想定内であったのだろう。だから、野放しにしていたわけで。
最後に、ヘラを倒すのがソーでもハルクでもないってのも、またリアル。国とは民ということも、ソーが偉大な父の血をひいていることへの説得力につながる。
キャラが立っているとは、こういうこと。時折見せたコメディ要素も楽しめた。大衆エンターテイメントとして最高峰の出来だったのではないだろうか。何より、分かりやすいストーリー展開がよかった。
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