「Welcome to the Guardians of the Galaxy. キャラが楽しいSFコメディ第2弾」ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー リミックス アキ爺さんの映画レビュー(感想・評価)
Welcome to the Guardians of the Galaxy. キャラが楽しいSFコメディ第2弾
前作の全く無名の状態からの大ヒットを受け、知名度は抜群に上がった第2弾です。プレッシャーも大きかったでしょうけどジェームズ・ガン監督は見事に期待に応えてくれました。いやー、面白かったです。
特にアクション・シーンで引きの画面が多かったのはこれまでの映画であまり観なかった所ですね。俳優のアップだと後ろの背景を誤魔化せるのに引きの画面だとちゃんと背景まで作らなければいけないので、かなり大変な作業だったと思われます。すげぇ。良くここまで作ったなぁ。
ピーター・クイル、ガモーラ、ドラックス、ロケット、そしてベイビーグルートとそれぞれのキャラクターにちゃんと見せ場が用意されているので、途中でダレる事なく一気に観れてしまいます。作りが上手いよなぁ。しかし、今回はヨンドゥがアツかった!いいキャラですよね、ヨンドゥ。
すっかりビックネームになってしまったクリス・プラットを初め俳優が変わる事なく出てくれているのも嬉しい所。ベイビーグルートもちゃんとヴィン・ディーゼルですしね。「ワイルド・スピード」のドミニク役で有名なあのごっつい顔で「I'm Groot」と可愛く言ってたと想像すると何だか笑えてきます。
音楽も変わらず素晴らしかったですけど、80年代のアクション?俳優カート・ラッセルをラスボスに持ってきているあたりが監督の趣味が伺えます。まさかスタローンが昔のヨンドゥの仲間(元ネタは原作の初代ガーディアン・オブ・ザ・ギャラクシー。尚、ヨンドゥは初代のメンバー)として出てくるとは!存在感有りすぎです。やはり80年代好きな監督としてはチョイ役でもスタローンに出てほしかったのでしょう。
他にもスタン・リーがウォッチャーに話を聴かせてたり、ハワード・ザ・ダックが出てたりとアメコミ好きがニヤリとできる所が満載。そしてエンドロールに名前だけあった「アダム」はきっとアダム・ウォーロック!原作「インフィニティ・ガントレット」の最重要キャラなのできっと2018年のアベンジャーズ第3弾「インフィニティ・ウォー」への前振りに違いない!
一作目がメンバー紹介とすると更にメンバーのキャラクターが掘り下げられた今作。前作を好きな方はもちろんの事これまでマーベル映画に触れた事がない人でも十分に楽しめる作品になっています。さぁ、お次は3代目「スパイダーマン・ホームカミング」だっ!