「知識はあった方がイイ?桁外れのスケールで描かれる、アウトロー達の孤高な戦い!!」ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)
知識はあった方がイイ?桁外れのスケールで描かれる、アウトロー達の孤高な戦い!!
【賛否両論チェック】
賛:バラバラのアウトローだった主人公達が、帝国の支配に反旗を翻し、無謀な作戦へと挑んでいく様子が、迫力のアクションと共に描かれていく。主人公とその父との切なすぎる確執にも、考えさせられる。
否:やはり予備知識がないと、設定や相関関係が分かりにくい。終わり方も賛否は必至か。
一応物語そのものは1話完結しているので、「スター・ウォーズ」の知識が全くなくても楽しめるとは思いますが、やはりそもそもの設定や人物同士の関係が分かりにくいので、予め最低限の知識は入れておいた方が良さそうです。
帝国による強大な支配が拡大する中で、孤独なアウトローだった主人公。彼女が図らずも似たような境遇の仲間達と出逢い、帝国への反撃の切り札を奪うべく、無謀とも思える作戦に身を投じていく様が、壮大なスケール感の中で描かれていくのが印象的です。一方で、彼女を守るために、やむにやまれず帝国に力を貸すことになってしまった父との絆に、悩み葛藤する主人公の姿もまた、切なく映ります。
アクションもさすがスター・ウォーズのスピンオフだけあって、圧倒的な世界観の中で、息を飲むようなド迫力の戦いが繰り広げられるので、思わず圧倒されてしまいます。
終わり方はちょっと賛否がありそうなところですが、往年のシリーズファンにも、初めてスター・ウォーズを観る方にも、是非オススメです。