「ハリウッドキングオブSFサーガのスピンオフ&プルクリエ」ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー いぱねまさんの映画レビュー(感想・評価)
ハリウッドキングオブSFサーガのスピンオフ&プルクリエ
まぁ、いくつも乗っかってる作品であり、このところ邦画に押され気味のハリウッド映画満を持しての登場という訳で。
スピンオフだから何をやってもいいということで、STARWARS鉄則みたいな『縛り』は大幅に緩和されている。そういう意味で自由度が増した分、ストーリーとしての深みは増したのかなという印象を持った。
吹替版を観たので、細かい補足的なものはテロップで追いかけられない為、幾つか疑問(※多分、隊の名称を『ローグワン』にした理由とか 咄嗟に思いつく言葉では無い筈なので)は残ったが、まぁそれはヲタクを標榜するなら何回も観るだろうから流して大丈夫だろう。ラストの切なさ、しかし繰り返し台詞ででてくる『希望』そして、『フォースとあらんことを』のしつこさが、最近の難解な映画とは違う、老若男女に寄り添った作りを表明していると思う。
構成自体もよく練られていて、それぞれの役の役割が納得のいくものがある。まぁ、その結びつき、関連性は浅い感じが否めないが、世界観そのものが空想な世界だから、そういう人間関係だということで強引に納得してしまえば苦痛でもない。
最後のレイア姫のCGは皆が言うほど不自然じゃなかったし、そんなに長いカットじゃなく、すぐにエンドロールに切り替わるので、気にはならなかった。
このところ、密室劇や、狭い空間の話ばかり観てきたので、たまにはこれくらいの世界観のだだっぴろいプロットをゆったりと観ることも大事なんだなと、気付かせてくれたのはよかったよかった^^