「小松さん(菜奈)、最高!!」ぼくは明日、昨日のきみとデートする CBさんの映画レビュー(感想・評価)
小松さん(菜奈)、最高!!
ようやく観られた。YOU NEXTありがとう〜。
小松さん(菜奈)、最高だね〜!
「来る」(2018)の中島(哲也)監督に「青春映画で少しチヤホヤされて、いい気になっちまったのか?」と言われて「そんなこと、ありません!びしびし鍛えてください」と答えたエピソード、俺はとても好きなんだけど、その "青春映画" にあたるのは、明らかにこの作品(2016)だよね。
「好きになるって、この(好きなとか、美味しいといった)気持ちを分かち合いたいと思うこと」
俺はこの気持ちが薄いところがあるから、妙に心に響く。
手を、つなぐ、(苗字でなく)名前で呼びあう、呼び捨てで呼ぶ…そうした一歩一歩が楽しめるのは、小松さんと福士さん(蒼汰)のおかげだと思う。
前半は素敵な映画になっているなあ。
後半は、「ライトノベルは映画にどハマりすることがある」と日頃感じていることを思わせてくれる映画だった。
相異なる世界で生きる者同士が愛しあう話、恋愛映画として、俺は素晴らしいと思います。泣いた、泣いた。
「月と地球は互いにぐるぐる回っている。恋人同士だとしたら、最悪だ」
「月は毎年4cmずつ離れていく」
「じゃ、だからこそ今だな」
この話をよく言い表したやりとりだと思う。
一方で設定の無理さはかなり際立つので評価は難しかった。3.5にしておきます。SF好きで、最低限の設定はできてないと気になって映画に身が入らないタイプの方は、観たらダメです。気をつけて。
それでも俺は、リバイバル上映があったら観に行くだろう。一度はちゃんとスクリーンで観ておきたいから。
-----以下はネタバレ含むので、まだ観てない人は、観たら読んでください-----
時間逆行者が、この世界でも逆行しているという設定は、恐ろしく大きな矛盾を含んでいる。
彼らの中で時間は逆行しているが、それは1日単位の話であり、1日の中では時間は順行している、という設定から無理を感じる。本人の記憶も都合がよすぎる。ただ、そうした疑問を決して考えてはいけない。それが映画を楽しむコツです。原作はベストセラーだそうでよかった…
----- ここまでネタバレ含む -----
おまけ1
配役を見ると、東出さん(昌大)、山田さん(裕貴)、清原さん(伽耶)と今を支える俳優たち勢揃いなのもこの映画の価値だね。
おまけ2
京都、行きたくなるよね〜
おまけ3
buck number は、主題歌うまいね。この頃からそうだったのか。