劇場公開日 2016年12月17日

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「原作の世界観を大切にしている。いい作品。」ぼくは明日、昨日のきみとデートする だにそんさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5原作の世界観を大切にしている。いい作品。

2017年1月10日
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鑑賞方法:映画館

題名がこの話の内容を端的に説明している。普通のラブストーリーとは違う切なさが物語を色濃く、深いものにしている。終盤にかけての主人公の心理描写が、見る者の心にすっと感動を運んでくれた。とてもいい映画。リピーターが多く、繰り返し何度も見る人が続出している理由もわかった。

似た内容の映画で昔、ブラッドピッドが主演をした『ベンジャミンバトン』があった。あちらが人生全般を対象もしたヒューマンドラマだとしたら、こちらは主人公とヒロインの関係性にフォーカスした純愛ものになっている印象。

彼女はなぜか涙もろい。ことあるごとに涙を流している。その涙の理由がわかったとき、自分も涙を止めることができなかった。映画館内でも鼻をすすって泣いている人が数多くいた。

公開舞台挨拶で、三木孝浩監督が、ヒロインの小松菜奈に対して、「難しい役に小松さんが悩みながらも体当たりで挑戦し、涙を流すシーンでは何度もやり直しながら本気の涙を流してくれた」と称賛していた。
そんな三木監督の言葉を思い出しながら、自分も同じタイミングで涙していた。笑

だにそん