「原作にとっても忠実」ぼくは明日、昨日のきみとデートする flying frogさんの映画レビュー(感想・評価)
原作にとっても忠実
原作は熟知しているので、"泣きどころ"は分かってる(笑)
なので簡単に泣かされるもんか、と心のガードを硬くして鑑賞。
季節や期間、デートの場所などはいろいろ変更されているが、2人のやりとりや関係性については意外なほど原作どおり。特に主役2人のやりとりについては、原作以外のセリフはほとんどないのではないか。
まあ、原作も新幹線の中で1時間半で読んだ本なので、何も端折ったりしなくても映画化できてしまうのかもしれないが。
と思ったら、最後の方で少しだけ変化球を投げてきて、それが非常に効果的だった。特に最初の方で違和感を感じたシーン(原作と少し違う)がここで見事に効いた。つまり泣かされた(笑)
でも、原作どおりのラストシーンは、その"変化球"を投げた以上、そのままではダメなんじゃないの?観客はちょっと混乱するぞ。
小松菜奈はデビューした頃は単なる可愛いだけの子かと思ってたけど、どのドラマ、映画でも要求される演技はきっちりこなすのね。この愛美役も少し難しいところがあるのだけど、きっちり無難にこなしてた。
可愛い割には出てきただけで空気が変わるような存在感はないけど、息長く活躍する女優になりそうな気がしてきた。
スキャンダルに気をつけて頑張ってねw
コメントする