「作品はスピルバーグ、個々の趣味は原作者」レディ・プレイヤー1 ティンクさんの映画レビュー(感想・評価)
作品はスピルバーグ、個々の趣味は原作者
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映画全体の構成はスピルバーグ、個々のオタク趣味は原作者の趣味が全開という印象です。
過度にリアル過ぎず、娯楽作品として現実とファンタジーのさじ加減が絶妙になっている点はスピルバーグの真骨頂。グーニーズを観たときのような印象が残ります。あ、なんだかんだ言って1941が一番近いかも。シャイニングの採用も、キューブリックリスペクトのスピルバーグ趣味かな。
パンフレットのインタビューを読むと、オタク要素はあくまで原作者の「アメリカのオタク」の趣向がさく裂してるようです。日本のオタクだったら、あのセリフは本編から引用するでしょうし、初代ガンダムにZZの決めポーズもさせないでしょうし、こぶしを突き出して飛ばすこともなかったでしょう。原作者はどうしてもウルトラマンを出したかったらしく、あの動きといい、変身にタイムリミットがある点といい、ウルトラマンだと思えば納得です。
それにしても、2週連続でハリウッド映画を観に行ったら、両方にガンダムが出ていたという今の状況、しかもその一つはスピルバーグが監督という事実を30年前の自分に教えてあげたい。BTTFのドクとマーティみたいになるだろうけど。
今回は地上の話だったので、レディプレイヤー2は満を持して宇宙編かな?
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