「脚本家が逃げたんだろうか?」ダンケルク ryukakさんの映画レビュー(感想・評価)
脚本家が逃げたんだろうか?
正直言ってしまうと、映画になってない。こんな作品初めて見る
戦場の雰囲気や迫力は非常に良かった。3つの話を絡ませるのも面白かった。でも各ストーリーの整合性が全然合ってない。迫真度を求める為に、時系列の異なるシーンを交差して緊張度を高めてるけど、改めてそのシーンの整合性を別のシーンから見ると疑問が湧いてきて、そこに気を取られる事が何度もあった。そうこうしてるうちに各視点でのシーンが一つに重なって盛り上げようとするんだけど、それより前のシーンの方が派手な演出が何度もあったので、3つの物語が繋がっても何も感じない。そもそもストーリー的に盛り上げようともしていない。でも映画として納めるためにそれらのストーリー達が凄かった、と後付けで演出する事でなんとか映画っぽく見せて終わらせてる。うーん、なんか変な映画を見てしまった
しかし、レビューを書こうとここに来て、この作品がアカデミーで凄い評価されててちょっと驚いた。一体どこがそこまで評価されたんだろう
4Dで見たけれど、飛行機のシーンで揺れる事が多くてちょっと酔った。4Dらしさを感じるには良い作品かもしれない
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