「魅せられる」ダンケルク nataさんの映画レビュー(感想・評価)
魅せられる
ノーラン監督のすごいところは、初めの10分ほどで映画の内容と主人公の状況を的確に示すところ。
冒頭でぐっと内容に引き込まれて、圧倒的な映像力と音響とともに言いたいことにしっかりスポットライトを当て、あとは瞬きを忘れるくらいにのめりこんでしまう。
今回の作品は会話が少なく、それがまた、命からがら脱出を試みるっていういい意味での緊張感を与えてくれる。
戦争映画とは言っても敵国のドイツ兵の顔は一人として出てこないし、憎しみや怒りというよりも如何にこの場を切り抜けるか。ということに主眼を置いてあるので、万人ウケする作品です。
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