「残念でした」ダンケルク 侍JAPANさんの映画レビュー(感想・評価)
残念でした
クリックして本文を読む
良かった点
1.途切れない緊張感。でも緊張感があればよい映画なのか?
2.時速数百キロの戦闘機の戦い、距離感のリアリティ。
残念な点。
1.複数の視点や時間を交錯させて描いていく手法は斬新ではあるが(どこかで見たような気もするが)、エピソードを欲張りすぎた結果、失敗に終わった。はっきり言えば支離滅裂。
2.ある程度の歴史知識がないとよくわからないのではないか。なぜ30万ものイギリス軍がダンケルクにいたのか。なぜ1週間もドイツ軍は本格的に攻めてこなかったのか。ここで多くのイギリス軍が救われたことはのちの戦況にどのように影響したのか。おそらく欧州人であればこうしたことは常識なのだろうが。
3.リアリティがあるようで細かいところは嘘八百。「駆逐艦」と称される艦艇、ストゥーカやHe-111の爆撃、沈む船に流れ込む海水に逆らって脱出。燃料を気にしている割に繰り返される空戦、跳弾の無視など
コメントする