「ダンケルクの戦い」ダンケルク P.Pさんの映画レビュー(感想・評価)
ダンケルクの戦い
まるで子どもがくじ引きをひくみたいに無造作に、無作為に人が死んでいく。空爆が当たった兵士と、銃弾に弾かれた兵士と、溺れ死んだ兵士と、生き残った兵士はただ運で分けられただけ。バットマンやインターステラーのようなストーリー性は抑えられて、そんな生々しく臨場感のある描写が大半を占めた映画だった。まるで実話、それも戦争を題材にするなら、剥き出しのまま出来事を露呈させるしかないというメッセージが込められているようだ。
もちろん取り扱っているダンケルクの大規模撤退作戦、いわゆるダイナモ作戦そのものにドラマ性があるので、エンターテイメントとしても充分楽しめる。
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