劇場公開日 2017年9月9日

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「何も語らない戦争映画好きな方はどうぞ」ダンケルク 巫女雷男さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0何も語らない戦争映画好きな方はどうぞ

2017年9月16日
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興奮

救出を待つイギリス兵(フランス兵少々)、救出に向かう民間船&イギリス空軍と3視点からのダンケルク脱出映画でした。
時間軸が少しずれているなど変わった工夫があるものの、セリフあまり無し&主人公が居ないっちゃいない&感動させようとする内容でもない為、ひたすら戦争での脱出劇を見せられる。

イギリス歩兵が戦う訳でもない為、凄い戦争ドンパチを期待しては行けません。
ドイツの戦闘機は出てきますが、ドイツ兵が出てくる訳でもありません。

他の戦争映画と違い、根本的にベクトルが違う作品。
この違いにより絶賛する人が居れば、ある人は退屈でしょうがないと思うはずです。

私は後者よりでした。全編戦争撤退映画だとは分かっていましたが、ここまでドンパチしないのは、、、、。
ドンパチより、サイコロ人生ボードゲームにしか見えませんでした。(イギリス兵が数歩進んで、途中スタート地点に戻されて的な)

映像は凄いです。しかし、戦争の迫力は個人的にプライベートライアン、ハクソーリッジ、フューリー、フルメタルジャケット、ブラックホークダウン等よりは下。
何も語らない戦争映画好きな方はどうぞ。

巫女雷男
CBさんのコメント
2020年10月8日

ノーラン監督って、キューブリック信奉だけあって、いい意味で、無機的ですよね。心情的な部分は、揺さぶらない。そういう意味で、何を作ってもSF的というか… 狙ってやってんだろうな。

CB