キングコング 髑髏島の巨神のレビュー・感想・評価
全390件中、221~240件目を表示
4DXで絶叫アトラクション、て感じで楽しめます。
何の予備知識も不要。ど迫力で迫ってくる怪獣たちとの壮絶なバトルとサバイバルを擬似体験するだけ。4DXで是非体感して欲しい作品です。最初から最後までクライマックスの連続は伊達ではない。ゴングと怪獣とのバトルに連動するシートは終始激しく反応してまるでアトラクションに乗っている気分です。
チョコっとだけ物語について触れると、キングコングが渋い、とだけ。
あと、エンドロールの後にちょっとした映像が残っているので途中で帰らないで下さい。
やれやれだぜ、というコングのつぶやきが聞こえそう
サミュエル・L・ジャクソンはいつでもサミュエルの演技なのに、役の方が彼に合わせてくるから、いつも違和感がないという稀有な役者さんですね。本当は、とても努力してきたのだと思いますが、演技力なんてクソ食らえ、好きに演じてればいいのさ、みたいな潔さを感じさせてくれます。
ダイ・ハード3でも、キングスマンでも、トリプルXでも、なぜか始めからこの役はこの人しかいない、と思わせてくれる。中途半端に改心したりしない峻烈さは群を抜いています。きっと、ブレないコングにもその苛烈な潔さが伝わったので、相撲の仕切りのような睨み合いが成り立ったのですね。
コングのトカゲ退治も島を守るのは俺だ的な気負いよりも『仕事ですからやるしかないでしょ。ま、やる時は本気出すけどね』みたいな密やかな矜持が感じられてとてもほっこりしました。人間が余計なことをやらかして仕事が増えたので、今頃寝床で空条承太郎のように、やれやれだせ、とつぶやいているのかもしれません。
予告編以上の出来
人間は勝手な生き物
トムかっこいい❤️
なかなか良かった
う~ん?
大きいものを動かす作品はアメリカに任せる勇気
コングがめちゃくちゃ男前
オタクが本気で自分の観たいキングコング映画を撮ったらこうなった
CG制作や特撮効果のコストをケチったせいで、影をちらつかせるばかりでなかなか怪獣が出てこない怪獣映画が、私は嫌いである。気が短いのだ。
(もちろん予算という限られた制約があるのは承知の上で、それでも嫌いなのだ)
だがこの映画は違う。本気で怪獣映画を愛する人達が作っているせいだろう。一切出し惜しみせず、冒頭から主役のキングコングが現れ、物語序盤から暴れまくり、ガンガン破壊しまくってくれる。なので否応なしに、観客は物語序盤からヒートアップさせられる。そして間をあけずに次々と予測不可能なクリーチャーが現れて、容赦なく人間を襲いまくるので、興奮から覚めることなく次の興奮がやって来て、飽きさせることなくクライマックスまで突き進む。
実はあまり期待をせずに観に行ったのだが、字幕版を観て、期待値が低かったぶん余計に良い意味で裏切られた。
怪獣やミリタリー要素が好きな人は、序盤から最後まで「ヒャッハー!」とハイテンションで観られるし、そうでない人も、次々と襲ってくるクリーチャーにビクビクするスリルを楽しみながら緊張感を持って観られる。
とにかく「オタクが本気で自分達の観たいキングコングを撮ったらこうなりました!」感が、ビシバシ伝わるのが好印象。
やりたい放題感というのだろうか。それが徹頭徹尾一貫して伝わってきて、尚且つワクワクさせてくれるのだ。
そして、それはあくまでもオタクだけに向けた作品ではなく、怪獣映画初心者にも明快なエンターテイメントとして楽しめるのが、この映画のスゴい所だ。
オタクが撮った怪獣映画といえば昨年のシン・ゴジラを思い出すが、シン・ゴジラがあくまでもコア層からの支持を受けたのに対し、キングコングは怪獣映画オタクやミリオタ等のオタクを熱くさせるのみならず、怪獣映画初心者も楽しめる懐の深い作りになっている。その意味ではシン・ゴジラよりもパシフィック・リムに近いかもしれない。
ところで、怪獣だけではなく、ミリタリー要素もてんこ盛りで、ミリオタも多分楽しめる。何しろベトナム戦争直後の孤島のジャングルという設定からして、好きな人には堪らないだろう。
(分からない人には大変恐縮だが、私は最後に生き残ったキャラクター面々を見ながら「これが冷戦時代のジャングルを舞台にしたメタルギアソリッドⅢなら10回は既に死んでるぞ」等ツッコミながら楽しく観ることができた)
とにかくオタクの人も、そうでない人も、興奮したいなら是非とも観に行って欲しい。そう自信を持って多くの人に久しぶりにお薦めできる楽しい映画だった。
◼余談
吹き替え版を観ていない私が言うのも大変恐縮なのだが…キングコング、内容は最高でオタク受けもする作品なのだから、吹き替え版も話題性を求めずに堅実に演技派俳優や声優を使ってほしかった。そこはほんと、パシフィック・リムを見習って!!!と声高に言いたい。
むしろ人気実力のある声優を吹き替え版にキッチリ起用した方が、声優ファンの間でも話題になるし、何度も劇場に足を運ぶようなオタク層をもっと取り込めた筈では。興行的にも、その方が成功した気がするので、残念に思う。
映画館で見るべき怪獣バトル映画
久しぶり振りに巨大生物の戦いを見た。
最近は、ロボットや人型のサイボーグの戦いばかりで、こんなにたくさんの怪獣が出て来て戦う映画は見たことがない。
しかも怪獣の大きさが、半端じゃない。
これはスクリーンで見なきゃ迫力が伝わらない。
島に渡って、いきなり怒ったコングが出てきた時は驚いたけれど、後になって怒りの原因がわかって納得。
一方、
沼に落ちた女性を握りながら、反対の手で戦っているコングに胸が熱くなってしまった。
言葉はいらない、相手を思いやる気持ちさえあれば、
何物であるかは関係ない。
そして、エンドロール後のサプライズ。
次はコングと日本の怪獣がバトル?
vsものはアメリカ的ではあるけれど、もし実現すれば、絶対映画館で見ます。
ロキ様ごめんなさい
娯楽怪獣映画!
先ずは冒頭がよい。
シーンの意外性と共に、本作が良質なアクション映画であることが提示され、安心して鑑賞に入ることができた。
主体的な視線を意識したカメラワークは最近の流行りだが、多用せず、うまく使っている。
製作者はかなりの怪獣映画マニアなのだろう。
「あのシーンの元ネタは、あれだよね。」などと、トリビア探しをするのも楽しい。私は平成ガメラシリーズの影響を多く感じた。
サミエル・L・ジャクソンだけに、ドラマパートににも期待してしまうが、登場人物が多い上に未整理で、”大佐の狂気”も拍子が抜けてしまった。かの大作と比較するのは元よりナンセンスで、虎(地獄の黙示録)の皮衣を借りた"見せ物"と言う風だ。その辺りも”怪獣映画”ならでは…となるのだろう。
コングの表情が良い。
あの”やわらかい”表情が映画に奥行きと説得力を与えている。
時代背景が具体的なだけに、少し深読みをしたくなるが、”具体的背景”以上には機能しない。娯楽映画の”味付け”と思うのがよい。
悪口に聞こえるかもしれないが、むしろそれが”怪獣娯楽映画”であり「キングコング対ゴジラ」の正統な後継であると思う。
全390件中、221~240件目を表示