「鑑賞記録」キングコング 髑髏島の巨神 ハッピー・ホーガンさんの映画レビュー(感想・評価)
鑑賞記録
序盤、島まで向かう行程が眠すぎてうとうとしていたのですが、米軍が『地獄の黙示録』ばりに調子こいて爆弾をどんどこ落としているところをお仕置きしまくるコングさんが現れてからはすっかり目が覚めました。まさに、怪獣総進撃の幕開け!ありとあらゆる巨大不明生物が出てきます。
「この島で人類は最弱」というコピーの通り、人間はもういろいろな意味で喰われっぱなし。たとえ主役がロキさんだろうと、ヒロインが次期キャプテンマーベルだろうと、怪獣たちの前では存在感うすうす(サミュエル・“まざ○○っか”・L・ジャクソンはコングさんとにらめっこでもいい勝負してた。流石!)。それくらいこの作品は怪獣たちを魅せることに特化しています。
2013年の『パシフィック・リム(大傑作)』、2014年の『GODZILLA(私は好きです)』、そして今回の『キングコング』と、レジェンダリーピクチャーズが手掛ける怪獣映画で毎回感心させられるのが、怪獣またはロボットの繰り出すアクションです。『パシフィック・リム』で巨大ロボがタンカーをバットのように振り回す画とか、『GODZILLA』でゴジラが敵怪獣に渾身の放射火炎を食らわす画とか、こいつらにこんなことさせるんだ!すげー!っていうのが毎回あるんです。本作ではラスボスとのバトルがそれです。まさか怪獣映画で宍戸梅軒をやろうとは…(ネタバレか?)。ここは本当に楽しいの一言。
すでに多くの人たちが言っていますが、エンドロールが終わるまで立ち上がってはいけませぬぞ。知っている人は知っている情報ではあるのですが、やはり実際に映像化されるとワクワクしますね。今後の展開が超楽しみなシリーズであります。あと、本作のパンフレット、情報補完にはうってつけの素晴らしい物となってますので、映画を楽しめた人はぜひ。