「バットマングレーゾーンいじり」レゴバットマン ザ・ムービー オレさんの映画レビュー(感想・評価)
バットマングレーゾーンいじり
我らがヒーロー、バットマンの存在意義とプライベートというグレーゾーンを容赦なくいじり倒したレゴムービー。
初レゴムービー!正直ナメてた!笑
実写シリーズのバットマンムービーは制覇したもののアニメやマンガは手付かずのままで思えばコメディ寄りのバットマン本来の作風の作品は初めてかもしれない(Mr.フリーズを他作品のようにシリアス派に認定したとしての話笑)
1番笑ったのがアルフレッドを始め、いろんな人間がバットマンをめちゃくちゃにイジること笑。
最近のバットマンは1人寂しくてみてられないと実写化シリーズの歴代ポスターをレゴチックにアレンジしたモノとともに嘆いたり、タブーであろうバットマンのプライベートを描いたりとおよそバットマンファンが気づいてたであろうバットマンのイジってはいけない部分をおおいにイジる笑。
ゴッサムシティにて宿敵ジョーカーと対決後、自宅にてバットスーツを脱がずに1人でロブスターを調理し、1人でトムクルーズ主演の映画を謎のタイミングで爆笑しながら鑑賞し、幼少期の家族の写真を1人寂しく見つめるなどもう目も当てられない!笑
やめてあげて!プライベートがそんな感じであろうってのはみんなわかってても言わずにいてあげたんだから!笑
さらに自身のヒーローとしての存在意義を問われるかのように新所長としてゴードンの娘、バーバラによりバットマン不要説を提示されるわジョーカーは自首するわで街に平和が訪れてしまい、自身の存在価値がわからなくなるポップな鬱展開に笑。
そんな折に適当な応対で養子にしてしまった
ディックの厚かましい振る舞いに煩わしさを感じていたがどこか家族のようなその感覚にまんざらでもない気持ちを感じ始める。
割と話の展開的には心温まるファミリーストリーのはずのに中盤でジョーカーの行動があまりにも気にくわないのか留置場にいるジョーカーを宇宙のファントムゾーンに飛ばすという鬼畜の追い討ちをかけるバットマン笑。
どこがヒーロー!笑
しかもその装置をスーパーマン家に盗みに行く笑。そしたらジャスティスリーグがパーティをやっていた笑。バットマン抜きで笑。
どこが孤独の要塞!ここが1番笑った!なんかハブられる感じリアルっぽいからやめてあげて!笑
かくしてジョーカーはファントムゾーンに、バットマンは留置場に入れられる始末笑。
しかしこの展開はジョーカーの計算通りでファントムゾーンに自ら侵入し、獄中の宇宙中の悪党ども言葉巧みにコントロールし、世界最強の悪の魔法使いヴォルデモートを筆頭にキングコング、ゴジラ的なアレ、グレムリン、サウロン、そしてエージェントスミスら宇宙最強の悪役たちを引き連れ、ゴッサムシティに戻ってきてしまう。
立ちはだかる強大な悪に対して家族で立ち向かうことを決意したバットマンは、デイック改めロビン、執事のアルフレッド、そしてバーバラとともに最終対決へと向かう!
いやいやいやいや!著作権はどこ!?笑
こんなになんでもアリなのかレゴムービーって笑。2016年はデップーがやりたい放題だったが2017年の陰のぶっ飛びムービーはこの作品かもしれないと感じた笑。
エージェントスミスなんてグラサンのスーツのおっさん集団をレゴアレンジしてて普通に誰だかわかんないし、ヴォルデモートは本家よろしく黒い煙撒き散らしながら飛行するのに、なぜかウィンガーディアムレヴィオーサしか放たない雑魚感がツボだった笑。
いつも孤独なバットマンが家族を得るまでを描いたハートウォーミングな部分がメインだが、全編通してもう一つのメインとも言えるのがバットマンとジョーカーの関係性である。冒頭いつものようにゴッサムシティにて悪事を働くジョーカーと総勢30名くらいのヴィランズ(紹介雑でツボ笑)
それら全てを1人で制圧し、永遠のライバルだと言い張るジョーカーをそんな風に考えていないと一蹴するバットマン。
その発言に酷く傷つくジョーカー。そしてそこ始まる今回の騒動笑。
一言で言えば今作のジョーカーはヤンデレ笑。これもこれである種の狂気笑。
なんだかんだヴィラン達もハッピーなエンドで良かった笑。
全編通してメタ表現満載の爆笑ムービーだったがちゃんとレゴすげぇともなった笑。
また今作公開前から吹き替え版の声優がひどいとだいぶ叩かれていた。自分は思いがけなく吹き替えを鑑賞したが時折ネタを挟むことを除けば小島よしおのロビンはそこまで違和感を感じなかった笑。声たけぇな笑。
あと字幕版の話だがヴォルデモートが出てる作品にレイフファインズが別のキャラで出てるってのもなんだか笑えた。どうせならやってもらえばよかったのに笑。