「一年に一回くらい観たい大バカスペクタクルというジャンル。」ジオストーム バッハ。さんの映画レビュー(感想・評価)
一年に一回くらい観たい大バカスペクタクルというジャンル。
底抜け超大作の権化エメリッヒと長年コンビを組んできたディーン・デブリンの初監督作、だそうだ。期待に違わず、盛り上がること最優先のハチャメチャな内容をきっちり形にしていて、エメリッヒよりも手堅いと言っていいかも知れない。
そういえば昔、自然変動を止めるために地球の核に核ミサイルを撃ち込もうとする『ザ・コア』なんて映画もあったが、とにかく広げた大風呂敷をどこまで視覚化できるかがキモで、CMでも流れているブラジルのビーチのシーンも含めていちいちやり過ぎていて気持ちいい。
普段はこの映画はどこがいいだのあそこがダメだの偉そうに食っちゃべっているが、この映画に対してはそういう気持ちにまったくなれない。なんだかアッパレと思わせてくれるだけでいい。毎週こんなのばっかり観てたらバカになりそうだが、バカな娯楽を浴びるように楽しむのもたまには精神衛生上大変よろしいのではないでしょうか。
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