世界一キライなあなたにのレビュー・感想・評価
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良かった
重いテーマを最大限明るく描いた珠玉のラブストーリー
「あと1センチの恋」でのイケメンぶりがとても印象的だったサム・クラフリン主演ということと、我が愛娘のお気に入り逸品ということで鑑賞。
娘の手前本作をズバッと評価することに抵抗を感じずいぶん鑑賞を後回しにしてきたが、観始めてすぐにそんな心配も杞憂に終わる。おとぎ話のようなきれいな景色と心洗われるストーリーに、一気に引き込まれる。特にエミリア・クラークのお日さまのように明るく温かい演技と、カジュアルでもフォーマルでもキュートに決まるファッションはとても魅力的で、彼女の一挙手一投足に目が離せなくなる。そしてそのまま落涙を禁じ得ないラストシーンへ。
結論、本当に観て良かったと思える作品だ。珠玉のラブストーリーと言っても過言ではないと思う。
本来は娘の言う通りじゅうぶん100点満点に値する作品だとは思うのだが、個人的には本作の肝の部分にどうしても共感しがたく、残念ながら星5つはつけられないのが正直なところだ。
ルーが魅力的
元彼の扱いがちょっと雑じゃない?
ざっくりと言えば、「最強のふたり」の男女版という感じ。「最強のふたり」が友情の物語だとすると、本作は恋愛の物語。
残念だなと思ったのは、元彼の扱い。
おそらく、「趣味も性格もあまり合わないちょっとアホな彼氏とそれなりに付き合っていたが、ある時趣味も性格も会うイケメン男性に巡り会えた、しかしその男性は障がい者で。。。」という悲劇的でロマンチックな演出をするために存在する元彼なのだろうが、この作品の元彼への扱いが雑だなと感じた。トレランやマラソンなどのチャレンジ系スポーツが大好きな彼のことを少し揶揄したような感じだったり、彼の仕草や表情も少しアホっぽく演出されているように感じた。そして気持ちがイケメン男性に向いていく過程もあまり機微には描かれていなく、元彼を「急に捨てた」ように感じてしまった。
ということで、おそらくこれは鑑賞者が「元彼」に共感するのか「主人公の女性」に共感するのか「イケメン男性」に共感するかで評価が変わる作品なんだろうなと感じた。自分は元彼が不憫に感じてしまい、感動などできなかった。
一回見てほしい
命の大切さは世界共通
女優のエミリア・クラークは「ターミネーター ・ジェニシス」のサラ役で顔はおぼえてましたが、こんなにもキュートではじけた演技をするとはビックリです。これほど健気で奇特な女性が本当にいるのかな?とチョット感じましたが、作品自体はよく出来てます。感動しました。気がつけば、流れる涙を抑えきれませんでした。最後、2人が結ばれるような、ありきたりの結末なら、もっと低い評価だったと思います。
ラブストーリーの裏に隠れたテーマはとても重く、賛否両論あると思います。「安楽死」「尊厳死」この事については軽々しく発言は出来ません。ですが、それを法律上認めている国もあるということです。それらの国々が命の大切さや命の尊さを重んじていない訳ではないと思います。
命の大切さは世界共通
よくもわるくも、イギリスらしい映画かな。
フィクション映画なんだけど、なかなか、見ごたえあります。
ファンタジーになりそうなところを、そうはしなところが、お見事!。
ファンタジーを期待したが、そうしないところが、イギリスらしい映画かな。
女の子がたくましい。
女王がいる国、さすがイギリスだな~と。
映画タイトルがイギリスと違ってる、気になったけど、ま、いいか。
ラスト、どうなるか、最後までハラハラ。
現実的に考えると、まぁ、そうなんだろうね。
女の子がつよい国、イギリスらしい映画だね~、と旦那と共感。ふわふわ、甘々ファンタジーが好きな人には、合わないかな。
重たいテーマも入っているよね。
安楽死、必要な場合もあるよね。
実際、自分が同じ状況なら考える気もする、分からないけど。
少しテーマ重いです。
フィクション映画だけど、ファンタジーじゃないので、見ごたえあります。
夢は見れませんが、気持ちは前向きになれる映画かな。
すこし切ないけど。
見た後の気分は、決して、わるくはないです。
単なる恋愛映画じゃなく、考えさせられる深い作品
音楽とファッションがナイス。
内容は重いが健やかな余韻がする
お知り合いになれた方が何度も観て絶賛されていたので、観てみた。映画の話しをして、いい映画ですよと聞いて、実際にそれを観るひとって、1割もないのではないかと思う。ふとそのときの会話を思い出したとき、タイトルの切れ端や、ストーリーの断片さえ覚えていれば、いまやネットで検索すれば、拾えるので、いい時代になったもんだと思う。
さて、裕福な家庭、庶民的な家庭、さらにはクールな性格の障碍者、ものすごく明るくて感情豊かな女性、という対照的な二人が、障碍者と介護者という仕事の関係で出会ったところで、次第に惹かれあっていく展開。
そのままでは映画のストーリーとしてはパンチ力がないのか、障碍者の男性はある決意をしていて、実は介護の仕事の6ケ月という期間に意味があった。その男性の両親も息子の決意をリスペクトしていて、そこはとても複雑でいいも悪いも一概には言えない。自らの人生の運命と、決意。
映画はとても美しい風景をちりばめていて、内容は重いのに、健やかな印象を残した。
素晴らしい作品!
ラストに不満
相手を思う
薄っぺらい、綺麗事だけのラブストーリー
何、これ?今年度最高のラブストーリーと評判らしいけど、私にはそうは思えないわー
ラブストーリーならそれだけ描けば良くない?何で尊厳死を絡ませなきゃいけない?そんな重いテーマを盛り込むのは、半身不随をテーマに描いてる他の作品に対して失礼だと思う。
肢体不自由や車椅子であっても強く生きようとした『最強のふたり』『しあわせのブレス』『潜水服は蝶の夢を見る』そして『パリ、嘘つきな恋』、強い生命力で生き抜いた彼らから、どれほど勇気と感動をもらったことか!
主役二人の演技は悪くなかった。ほっこりしたりドキドキしたり。それなりに上手い。それ故に、最愛の人が死んで、明るくパリで生きて行こうとするとか、マジ納得出来ない!まあ、原作ありきだから仕方ないのでしょうが、こんな話に涙は出ません。
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