ウォー・ドッグスのレビュー・感想・評価
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『スカーフェイス』を意識している映画
2人の男が武器商人の事業を行い成り上がっていき、最後は転落していく様が面白い映画。国防総省の少額入札に目をつけ、殺されかねないリスクを取りながら事業の成功を収める姿が痛快で、そんな彼らのガッツに尊敬の念を覚える。
劇中にアル・パチーノ主演の映画『スカーフェイス』のポスターや台詞の引用が出てくるが、『スカーフェイス』も同様のテーマなので、明らかに同作品を意識していることが分かる。最終的にメインの2人が仲違いする点も同じで、そこが面白い。
合間で挿入される軽快な音楽のチョイスも素晴らしく、監督のトッド・フィリップスらしい映画だと感じた。
日本人にも馴染みやすいアメリカンなテンポがストーリーを盛り立てる
「ハングオーバー」のトッド・フィリップス監督作品だけに、日本人には少々分かりにくい空気感か…と思いきや、ストーリー・映像・音楽ともに比較的馴染みやすいし、バブリーな感じが個人的には好みのど真ん中。金儲けへの野心がメチャメチャ刺さり、悪役気味なエフレムさえも応援したくなるほど魅力的なキャラに映る。
また、マイアミはもとより諸外国の景色の撮り方もすごくきれいなのも印象的。屋内もなかなかバランス良く撮れていると思う。ネカフェ的なところでのクリスマスシーンもなかなかなもの。
オフィスのポスターもそうだが「スカーフェイス」をオマージュしている雰囲気感が、おじさん世代にとっては嬉しいポイントのひとつと言えるだろう。
個人的にはとても面白かった。評判以上に良い作品だったと思う。
アメリカン・ブラック・ジョーク
幼馴染の友人とタッグを組んで武器を売ったら大儲けして、当たり前のように詐欺をして捕まるという実話ベースのお話。ハングオーバーの監督だけにやり過ぎ感満載。でもこの感じがアメリカ人なんだろうなーとも。戦争嫌いの奥さん、一番偽善者だと思うのは私だけ?
ひさしぶりのアメリカ映画
個人的に、ジョナ・ヒルを気に入ってます。
最初に観たのが「マネーボール」で、次が「ウルフ・オブ・ウォールストリート」。個性の強い脇役で、今回もなかなかいいです。
映画は、ストーリーでも人気でもなく、キャスティングの俳優だと思っています。中国映画は単なるむかしの香港映画のコピーに見えますし、韓国映画もどこかの国の、あるいはさまざまな国の映画のコピーにしか見えません。だから観ません。じゃあ、日本映画は?って言われるとサムライものだけは観るようにしてます(笑)
つかれるけど・・
武器テンバイヤー頑張ったで賞
ジョナ・ヒルが原因で、と言うよりこれはどう足掻いてもストーリー上『ウルフ・オブ・ウォール・ストリート』に比較してしまうけれど。私はどっちも好きだなあ、これはこれで充分に楽しめたなぁ と思う。
糸を渡るようなスリルはないし、若い2人が金を得るも生活がゴージャスになったところがいまひとつ分からないんだけど、そのぶん軽快な気持ちで観れた。
(自宅でパーティしてハジけるシーンもないし、口頭でポルシェ乗り回してるって言われてもどうにもね。)
これについてはスコセッシとディカプリオって凄いんだな〜ともしみじみ。銃を向けられるシーン1つでも手に汗握る度が桁違い。
ラストだけど、今や大御所になったブラッドリー・クーパーが全部持っていっちゃった感。ポカーン。( ͡° ͜ʖ ͡°)イィ男って本当ずるいね…。
『ハング・オーバー』シリーズの監督トッド・フィリップスの新作。イラ...
『ハング・オーバー』シリーズの監督トッド・フィリップスの新作。イラク戦争でひと山当てた武器商人コンビがアフガン軍との3億ドルの取引で面倒な連中と仕事する羽目になるという実録ものですが、残念ながら期待していた痛快なコメディではありませんでした。
大富豪相手のしがないマッサージ師から転身して成功した主人公が次第に闇の世界に足を踏み入れていく様が妙にあっさりしている為に主人公達の苦悩が薄っぺらに感じられて主人公2人のどちらにも感情移入出来ずかなり肩透かし。『セッション』での熱演以降は出演作を重ねる毎に残念な印象を残すマイルス・テラーがまたもという無念さが際立ちます。マイルスの妻役を演じるアナ・デ・アルマスの健気な美しさ以外見所はほとんどありませんが、70'sサウンド主体のサントラチョイスだけは抜群のセンスでした。
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