「『スカーフェイス』を意識している映画」ウォー・ドッグス 根岸 圭一さんの映画レビュー(感想・評価)
『スカーフェイス』を意識している映画
2人の男が武器商人の事業を行い成り上がっていき、最後は転落していく様が面白い映画。国防総省の少額入札に目をつけ、殺されかねないリスクを取りながら事業の成功を収める姿が痛快で、そんな彼らのガッツに尊敬の念を覚える。
劇中にアル・パチーノ主演の映画『スカーフェイス』のポスターや台詞の引用が出てくるが、『スカーフェイス』も同様のテーマなので、明らかに同作品を意識していることが分かる。最終的にメインの2人が仲違いする点も同じで、そこが面白い。
合間で挿入される軽快な音楽のチョイスも素晴らしく、監督のトッド・フィリップスらしい映画だと感じた。
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