「ループは甘美な響き。」ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち mg599さんの映画レビュー(感想・評価)
ループは甘美な響き。
コメディテイストと思っていたが、想像以上にSFになっていて、少し頭を使って観ることになった。
異能、もしくは異端の者に、ティム・バートンが注ぐ愛情は半端なものではなく、その点は観ていて気持ちがいい。
物語は、平和な異能者たちのところへ悪者がやってきて、そいつを退治するという単純なものになっている。
異能の持ち主である子どもたちがいかにして戦うか、というのが終盤の関心となる。
サミュエル・L・ジャクソンが嬉々として悪者をやっていて、またなぜか憎めない。いまの俳優では稀有なタイプである。
ティム・バートン節炸裂の本作である。モーションピクチャーもややノスタルジックで、嫌いではない。
さて、次は何を見せてくれるだろうか。
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