レジェンド 狂気の美学のレビュー・感想・評価
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ダンディな姿に惚れてしまいます!
血の繋がりって、ここまで強いものなのでしょうか?
クレイ兄弟の絆の深さが仇となっているとしか思えませんでした。
双子であるがゆえに切れない縁が、あんな悲しい結末を生むなんて…。
精神障害のロンが犯した殺人を尻拭いし続けるレイ。
ロンのはちゃめちゃな行動や性格が無かったら、レイはもう少し真面に生きられたかもしれません。
レイを愛してしまったばかりに、悲しい人生となってしまったフランシスが可愛そうすぎます。
何度も彼を信じようとしたのに、全てが報われずに終わってしまったことが、悲しくて仕方ありません…。
トムハーディさんの一人二役が本当に素晴らしかった!
前半まで、性格の違う兄弟が本当に2人いたのだと信じてしまいました(笑)
演じ分けができる役者って凄いです!
一人二役すごい!まさに狂気の美学
美しく狂ってる
トム・ハーディ美しい
正反対の兄弟の役で本当に別人が演じてるよう
ただクレイ兄弟、正反対でも血は同じ
どこか奥深くで繋がってる、思いは一つな感じ
兄レジナルドは常識人の様
こういう人が狂うと怖い。けれど美しい。
弟ロナルドは本物の異常者
目が動かない所が本物っぽくて演技凄い。
同性愛者の相手がタロンで驚き。仕草エロい
吹き替え兄弟一緒でも良かったと思う
変で字幕にした
脇役が…ギャングスター#1じゃないすか
トムハーディかっこいい〜
60年代ロンドンエーストエンドを牛耳ったクレイ兄弟
運転手のフランクを迎えに行く最初のくだりがいい。
一人2役の合成がよく出てきている。ロニーとレジーは容姿も性格も異なるので大変だったろうなと思うが、声色はまんま含み綿のせいじゃないのか。
実録モノというより兄弟の関係性を描く感じで2時間12分はちょっと長い。兄弟喧嘩がコメディチック。
R15+ながらエロなしグロもそんなにない。
レジーの側近は皆細身で凄味あり
ロニーのそばに最後までくっついてる タロン・エガートンがうざい
60年代の雰囲気はあるが映画の作りも60年代のアメリカ映画っぽい。
金槌とメリケンサックの喧嘩!
トムハーディが凄い。
ギャングに正義感を求めるだけムダ。
双子だが、対照的な性格の双子のギャングの親分、クレイ兄弟。恋日で妻になったフランシスは、真っ当な人生を歩んでほしいと願ったが、足を洗わない限り夢物語。対照的な双子の性格も描くがもとの凶暴性は、同じだと知る。
まさか双子が1人2役の同一人物だとは、レビューを見るまで気づかないほど、顔つきや話し方以上に体格、見た目が違っていた。
ヤクザ映画というと、血みどろ拷問ドロドロとした人間関係、仲間であっても腹の底では、信用ならない下克上で狡猾と非道さ、周りからは、腫れ物扱いで嫌煙されるイメージである。
だが映画の冒頭は、双子の片割れのレジーが尾行する刑事に紅茶のか差し入れを朝の挨拶をし、寝坊した運転手を歩きで迎えに行く途中で、複数のご近所さんから親しげに挨拶を交わしていて、ギャングの親分のイメージをぶち壊す。
その代わり統合失調症で刑務所→精神病棟から出所した弟のロンが凶悪なギャングの狂気を担うように思えた。
レジーがセレブ相手のクラブやカジノ経営をする親しみやすいインテリヤクザなら片割れの弟のロンがビジネス引っ掻き回しぶち壊すが、異常な言動や殺人もなんとも思わない凶悪さから、人から恐れられるクレイ兄弟のブランディングを確立した。
部下の妹フランシスと恋に落ちたが、フランシスは、レジーに真っ当な道を歩んで欲しかった。
レジーの人柄か、結婚後は、家族を大切にするイタリアのマフィアのようになるかと思った。
だけどラブラブな新婚生活と程遠く、レジーは、嫁をよく思わない義実家にフランシスを残しビジネスに没頭するあまり、フランシスを放置。フランシは、精神安定の薬物依存に陥る。
朝帰りをしたレジーが、青白い顔で病的に思いつめて待っていた妻に気づいても何も言葉をかけず素通りするシーンは、冒頭の「朗らかで愛と思い遣りのあるレジーは、どこーーΣ( Д ) ﻌﻌﻌﻌ⊙ ⊙」と。
殺人を犯したロンを許せないフランシスは、ロンを刑務所に送るべきという助言をする。
だがその言葉は、今まで家族愛の名目のため我慢や尻拭いをしてきたレジーには、許せなく、逆にフランシスを疎み、暴力を振るうようになる。
出ていったフランシスに復縁をするレジーだが、フランシスの兄への脅すような態度や、少し高圧的な物言いから、本当に人柄が変わってしまったか、弟の反面教師で隠されてきたレジーの抑圧された本性が出てきたのかとすら思った。
「人は、運命を選べない。神は私たちに人生を押し付ける。私たちに許されるのは、生きるか死ぬかの選択だけ。私は解放され神に許されたのだ」
フランシスは、薬物自殺者をする。
クレイ兄弟がロンドン市民から恐れらているのと同様にフランシスもレジーから逃げられないと生きることを諦めてしまった。
「甘やかしてくれる友だち」の精神安定は、ロンが渡していたものだった。
ロンの差金で鼻につく金庫番の部下を殺すように部下のに手を回すが、失敗し、金庫番の部下が身の安全を求め警察に保護されてしまう。
妻を失い、組織の解体に追い込まれ、自暴自棄になり殺人に失敗した部下を滅多刺しにして殺してしまうが、ロンの耳元で「おまえの身代わりだよ」と囁いた時は、背筋が寒くなった。
兄弟愛とは、何か。
ロンが殺人を犯しても
ロンに優しくする母親は、「片割れでしょ」と言い暗に揉み消すように命令するが、家庭環境そのものが善悪や倫理感を吹っ飛ばしている。
実家の台所のシンクに、クラブからの集金や無記名債権の換金で金の山のをつくり、仲間と共に喜びを分かちあっている母親も、悪党なのだろう。
クレイ兄弟が経営するセレブや悪党が集うクラブのシーンで
「貴族と罪人には共通点がある。彼らはわがままで飽き性で、ろくに働きもせず金を欲しがる。ひいては中産階級の規律や倫理観は無視して己の欲に従い、人生のルーレットを回すのだ」
フランシスが望んでいたレジーの真っ当な人生を歩む道は、シャボンの泡のようだ。
規律や倫理観を無視してきて、貧しいなか這い上がり名声を手に入れた。
兄弟の面に出る性格が対照的だったが、歪んだ家庭環境のもと育てば善悪、倫理観、正義感なんて育ちようがなく、脅して人から奪う生活から抜けられない。
家族愛があれば隣人愛も育ちそうだが、家族愛が強すぎると盲目になってしまうのか。
貴族と罪人には共通点がある。
映画「レジェンド 狂気の美学」
(ブライアン・ヘルゲランド監督)から。
1960年代のロンドンが舞台のこの作品でありながら、
今でも、通じるところがあるなぁ、とメモしたのは、
主人公のひとりが「有名人が気に入る店は成功する」とばかり
「ナイトクラブ」を経営するシーン。
「貴族と罪人には共通点がある。彼らはわがままで飽き性で・・
ろくに働きもせず金を欲しがる。
ひいては中産階級の規律や倫理観は無視して・・
己の欲に従い、人生のルーレットを回すのだ」と。
金持ちと犯罪者は、紙一重だとも言えるこの例えは面白かった。
自分の常識が社会の常識とかけ離れていてもお構いなし、
違うところは、お金持ちはルーレットで負けても平常心だが、
罪人は行き場をなくし、犯罪に手を染めるしかなくなること。
この「狂気」とも思える行動こそ、貧富の差が激しい今日、
予想もつかない行動が大きな事件を起こす要因となっている。
ところで、主人公となっている「ギャング」のクレオ兄弟、
実在していたことに驚く。(「ギャング」は死語?)
しかし、もっと驚いたことは、まだ50年ほど前の話であり、
フィクションではなく、ノンフィクションであったこと。
いや、裏の世界、闇の世界は、今でもあるんだろうなぁ。
ブラザーズクレイ
トム・ハーディ映画。
特に山場があるわけでもなく、
そんなに面白くもない…。
けど、トム・ハーディの1人二役の演技に呑まれて最後まで観れちゃいました。
完全にトム・ハーディを魅せる為の作品になっています。
『レモニー・スニケットの世にも不幸な物語』であんなにも可愛かった
エミリー・ブラウニングが結構小汚いおばちゃんっぽく大人になってて悲しみが…。
終盤シーンでたくさんの人の前で殺人を犯す兄のレジー。
イカレた弟のロンに対し「お前は殺せないからな!!」と憤りを見せるシーンに凄味がありました。
兄弟の縁や業の深さって、どちらかというとアジア圏の方に色濃く見られる文化?みたいなものだと思ってました。
クレイ兄弟は何でこんなに血縁に縛られているんだろう?ちょっとクセのある母親に一因はありそうですが。
それにしても、こんなにも狂気を表に出すタイプと内に秘めるタイプで綺麗に分かれるって、面白いね。
期待以上
トムハーディに尽きる
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