「公開当時あまり話題にならなかったのが残念でならない、隠れた良作」バースデーカード 大塚史貴さんの映画レビュー(感想・評価)
公開当時あまり話題にならなかったのが残念でならない、隠れた良作
橋本愛と宮崎あおいが母娘役で初共演を果たした、吉田康弘監督・脚本作。公開当時あまり話題にならなかったのが残念でならないが、隠れた良作と言い切れる作品。
設定として目新しいものがあるわけではない。亡き母から毎年届く誕生日カードに励まされながら人生を歩んでいく少女の成長を描いている。
20歳を迎えた誕生日に届いた最後の手紙には、娘が10年前に母へ投げかけた質問への答えが記されているわけだが、鼻がつんとすること必至。どちらかというと忙しない日中ではなく、夕食後の“これ見たらお風呂入ろう”という状況で見てもらうのがベストタイミングかもしれない。
コメントする