「世界観を作っては壊し作っては壊し」ジョン・ウィック チャプター2 奥嶋ひろまささんの映画レビュー(感想・評価)
世界観を作っては壊し作っては壊し
僕が思うにジョン・ウィックの魅力はストーリーよりガンフーよりも構築された世界観だ。
チャプター2ではその作り上げた世界観をさらに構築し、そして壊し、また作っては壊しというのをやり続けたように思う。
前作では殺し屋の世界観をチラッと見せリアリティを持たせてそこに引き込まれたのだけど、今回は殺し屋の世界を大胆に見せ、おや?思ってたよりとんでもない世界だな、ファンタジーだなと、そこに戸惑った。
無敵のスーツやお相撲さんのような殺し屋はやり過ぎじゃないか?と今後の展開が恐ろしくなった。
だけど、まだ愛せる。たぶん三部作になると思うのだけど、より強固な物になって有終の美を飾るか、破壊してとんでもない映画になるか、見届けないとならない。
ま、突っ込みどころがあるのも、またジョン・ウィックの魅力だと思う。
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