「邦題勝ち」雨の日は会えない、晴れた日は君を想う fukui42さんの映画レビュー(感想・評価)
邦題勝ち
妻を急に亡くした主人公デイヴィスに、義父(妻の父)フィルがかけた言葉。
「心の修理は車の修理と同じ。分解して組み立てていけばいい」。
妻が亡くなる直前に「冷蔵庫の水漏れを治してほしい。父から2年前に工具を王れ然とされたでしょ」と言っていたからか。
冷蔵庫、職場のパソコン等次々分解し。エスカレートしてしまいには、ピカピカの自宅まで破壊するって、どうよ?!。
一軒平凡なのにこんなクレイジーな役。ジェイクにぴったり!「ナイトクローラー」を思い出しました。
「妻が死んだのに悲しくない」と言いつつも、過去の回想シーンで度々妻が出てくるところでは、「美しい思い出」からの悲しさの表情が出ていたような。
現在と過去の往復の内容の中で、デイヴィスがくらげのように漂い、自分の居場所を探している。ただその探し方が「物を破壊する」という刺激的な行動なだけで。
自販機の苦情受付係、カレンとその息子との交流が、荒っぽいけどデイヴィスがちょっと前を向いた感じかな。ひとりぼっちだったらどうなっていたことか。
壊しまくっていたデイヴィスが、壊さなかったもの。この終わり方が明るい締まり方でした。よかったね。
邦題の意味が、wowowのW座での解説でわかりました。妻のメモから来てるのね。なるほど、わかりにくい!
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