エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中にのレビュー・感想・評価
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終わることを知っているから始まる物語
時にこだわる男、リチャード・リンクレイター監督の新作は
これまでとは違ったアプローチで、愛しさに溢れた作品でした。
ビフォアシリーズでは“時の経過”から、揺れ動く心の機微を。
6ボクでは“流れてゆく時”から、かけがえのない日々の煌めきを描いていたと思うのですが、
今回は“終わりのある時間”
“新学期が始まるまで”の3日間のエピソードは、馬鹿丸出しww
でも、終わりのあることを知っているから、思い切って出来る事や
終わりの先に待っている始まりへの不安や期待。
いつのまにか彼らの真剣な馬鹿騒ぎの一瞬一瞬が愛おしくなっていて…
画面にスーパーで挿入された〔数字〕に胸を締め付けられて泣かされたのは、初めての体験でした。
それぞれの個性が光るエンディングも必見( ^ω^ )
騙されちゃいけない
Samではなく、some !!
映画を観る前は、映画サイトやチラシなどをチラリと見て、監督とキャストで作品を選ぶ事が多いです。
なので、「エブリバディ・ウォンツ・サム!!」のタイトルを見た時には、サムはSamだとばかり・・・。
(映画.comは映画を観終わってから、他の方のレビューも含め、じっくり見ます。)
監督は「スクール・オブ・ロック」や「6才のボクが大人になるまで」のリチャード・リンクレイターです。
今回も期待を裏切りませんでした。
80年代の音楽とファッションがどこか懐かしいです。
作品では、大学入学を3日後に控えた主人公たちが仲間たちと野球にお酒に女の子・・・と、結構無茶なことをしていますが、「今の自分」についてきちんと見つめていて、応援したくなります。
久しぶりに学生時代の仲間たちに会いたくなる映画に出会いました。
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