「終わることを知っているから始まる物語」エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に shironさんの映画レビュー(感想・評価)
終わることを知っているから始まる物語
時にこだわる男、リチャード・リンクレイター監督の新作は
これまでとは違ったアプローチで、愛しさに溢れた作品でした。
ビフォアシリーズでは“時の経過”から、揺れ動く心の機微を。
6ボクでは“流れてゆく時”から、かけがえのない日々の煌めきを描いていたと思うのですが、
今回は“終わりのある時間”
“新学期が始まるまで”の3日間のエピソードは、馬鹿丸出しww
でも、終わりのあることを知っているから、思い切って出来る事や
終わりの先に待っている始まりへの不安や期待。
いつのまにか彼らの真剣な馬鹿騒ぎの一瞬一瞬が愛おしくなっていて…
画面にスーパーで挿入された〔数字〕に胸を締め付けられて泣かされたのは、初めての体験でした。
それぞれの個性が光るエンディングも必見( ^ω^ )
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