誰のせいでもないのレビュー・感想・評価
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邦題は無視して見るべきか─
自分にはヴェンダースの絵が合っているかもしれない。
突発的な出来事が発端となって物語は始まるけれど、内容はいたってシンプルであり、世の中の一部を切り取ったようなストーリー、だから悪く言えばつまらないのかもしれないけれど、人生なんて何とかなるでしょう、といった楽天的な内容だったと認識した。それを受け入れるかどうか人それぞれ、自分としては映像が非常にしっくりとくるものばかりだったので、それなりのストーリーさえあればこの作品は楽しめたなという印象。音楽の使い方というか響きも非常に効果的だったように思う。それほど難解ではなくむしろわかりやすいと思ったし、絵と音楽がシンプルに結びついて、感情が容易に見て取れるように思った。
シャルロット・ゲンズブールも良かったなー、彼女を捉える絵がことごとく素晴らしくて、ありきたりの表現で言えば、これこそがまさにフォトジェニックな映画なんだと思ったところ。さすがはヴィム・ヴェンダース、と個人的には思った。
絵と色味と空間と音、こだわりの極みを見て取れたけど、油断すると意識は飛んでしまうこと必至。
3Dで観ました
誰かのせいではある
罪悪感
個人的には、ヴェンダースはもういいかな。
ヴェンダースの作品は『パリ、テキサス』の幻想で結構観ましたが、結局どれもあれ以上の作品にはなり得ず…
今回の作品も主人公が持つ空虚な人生感はちょっと期待しましたが、何が起きると言う訳でもなく…
私の中でのヴェンダースはもうただの一発屋ですw
今回3Dで鑑賞したのですが、『ピナ・バウッシュ』の時の3Dは体験として新しく美しいと思いました。
ただ今回の3D(奥行きがあるタイプ)は画面のスクリーンが額縁の様に気になり、観ている途中何度も現実に引き戻されました。今回の様な作品には2Dの方が風景も色も美しいだろうに、3Dにした意味が感じとれませんでした。
個人的には、ヴェンダースはもういいかなと言う感じの作品でした。
誰も報われない
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