劇場公開日 2024年11月1日

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トランボ ハリウッドに最も嫌われた男のレビュー・感想・評価

全83件中、81~83件目を表示

5.0こんなにも面白い良作が映画ツウだけに見られているなんてもったいないと思う。

2016年7月22日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

TOHOシネマズ西宮OSで映画「トランボ ハリウッドに最も嫌われた男」(Trumbo)を見た。

TOHOシネマズ西宮OSの12番シアターは、どちらかというとメジャーではない名作が上映されることが多い。
この映画「トランボ ハリウッドに最も嫌われた男」もそうである。

劇場には開映10分前に到着。
すいているだろうと思ったが、6-7割以上の席がすでに埋まっていた。

ツウな映画ファンが少なくない。

オードリー・ヘプバーン主演の名作「ローマの休日」が、誰の手によって書かれたものか知っているだろうか。
理由があって偽名で「ローマの休日」を執筆、見事アカデミー賞に輝いたほか、「スパルタカス」「パピヨン」でも知られ、2度もオスカーを獲得した天才脚本家ダルトン・トランボの激動の半生が映画によって明かされる。

「パピヨン」は私が少年のころ、映画好きの叔父に連れられて見た不朽の名作である。主演はスティーブ・マックイーン。

脚本家ダルトン・トランボの妻の役でダイアン・レインが出演している。
途中まで判らなかったが、中盤で気付いた。
彼女は我々と同世代だが、妻や母親役の名バイプレイヤーとして多くの作品で見かける。
とても美しい。

上映時間は124分。
長さはまったく感じない。
こんなにも面白い良作が映画ツウだけに見られているなんてもったいないと思う。
満足度は5点満点で6点☆☆☆☆☆☆でもいいくらい。

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ドン・チャック

3.5無名の有名人⁉︎

2016年7月11日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:試写会

あの有名な「ローマの休日」の脚本家、トランボ。

しかし、ローマの休日で脚本賞を受賞した時、彼の名前がこの世に知られることはありませんでした。

謎の脚本家の手によって、創られたと語られるローマの休日。

一体なぜ、彼は謎の人物となったのでしょうか?

そこには歴史の悲しい真実が隠れていました。

赤狩り=共産主義者の取り締まり。

その取り締まりによって、疑いをかけられたのがトランボだったのです…。

売れっ子だった彼でしたが、裁判沙汰に追い込まれ、誰からも声をかけられなくなってしまいます。

そして、とうとう逮捕されてしまうのでした。

そんな数々悲劇が襲うにも関わらず、彼のバイタリティは凄かった‼︎

出所した彼は、世間の冷たい逆風にもめげずに、無名の脚本家として次々に有名な作品を書き上げたのでした!

そして、数多くの作品が今もなお、映像として語り継がれています。

時代の流れに逆らえなくとも、彼の実力は、世間の目を逃す事が出来なかったのでしょう!

家族の支えと、彼の才能が後世にかず多くの素晴らしい作品を残せたことは紛れもない事実。

そんな素晴らしい彼の人生に拍手です!

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ガーコ

5.0反逆と名誉を体現した男のおはなし

2016年7月7日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

笑える

楽しい

知的

『ブレイキング・バット』のB・クランストンを筆頭に、登場人物がとにかく実在人物になりきっている。
なかでもカーク・ダグラス役のディーン・オゴーマンが素振りから喋り方まで本人そっくり。ちょっと息子のマイケルにも寄せている点もポイント。あと、ゲスでパワフルな役をやらせたらピカ一のジョン・グッドマンが、やっぱりここでも十八番な役どころで可笑しい。
クランストン扮するトランボの、逆境を皮肉とユーモアで乗り切っていく様は痛快。
劇中で触れるトランボ脚本作と、日本人にはあまりなじみが薄いであろう赤狩りの実態に触れた映画を併せて観るといいでしょう。

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