劇場公開日 2016年7月22日

  • 予告編を見る

トランボ ハリウッドに最も嫌われた男のレビュー・感想・評価

全75件中、41~60件目を表示

4.5映画を超えた映画!

2016年8月24日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

50年代から70年代、ボクの学生時代は映画の時代だった。しかし、まだ、何も知らず楽しんでいた。これは映画を超えた映画。カーク・ダグラスもジョン・ウェインもプレミンジャーも楽しませてくれた。映画っていいですね、ありがとう。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
kthyk

4.5前振りなのかな?

2016年8月16日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

104本目。
年配者が多いし、昔からの映画ファンだと思う。
やたらウケてた。
僕も面白いと思ったけど、笑うツボがね。
ここでも笑うかって。
アメリカらしい作品で面白かった。
最後のスピーチに向けての前振りなのかな?

コメントする (0件)
共感した! 1件)
ひで

4.0●心から尊敬する男のはなし。

2016年8月16日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

幸せ

ダルトン・トランボが好きだ。その不屈の戦いたるや。彼の作品にはそのまま彼の生き様が投影されている。そうかと思うと、「ローマの休日」終盤にある秘密の共有は、たぶん彼のメッセージ。
とまあ、作品に脚本家の本音がみられて粋なのだ。本作みてから彼の作品たちを観ると、絶対楽しいと思う。

さて本作はそんな彼の半生。当時のハリウッドの様相も知れて興味深い。

「真昼の決闘」が嫌いなタカ派のジョン・ウェイン。立場よりも女を選んだロナルド・レーガン。ネットもない時代に絶大な影響力を誇ったヘッダ・ホッパーの筆致。
怖いもの知らずの「スパルタガス」カーク・ダグラスに、「栄光への脱出」オットー・ブレミンジャー。

時代の本流は完全に反共だ。本作には出てこないけど、ウォルト・ディズニーも本流だ。「エデンの東」エリア・カザンは転んじゃう。チャップリンは最終的にアメリカを追放されている。赤狩りが時代の要請だったことは想像に難くない。

そうして干されてからも、トランボは書いて書いて書きまくった。時にはユーモラスに。決して折れることなく。そんな彼を無口な妻が支える。時代を受け入れる心の広さ。ラストの肉声には泣かされる。の前のケネディもイカしてる。

にしても、彼の映画化は遅すぎる。と思ってたら、アメリカで本作は、当時の社会主義のあり方を検証してないだろうと、保守派から叩かれたらしい。それほど難しい問題なのだろう。
ノンキなのは承知だけど、さまざまな考え方を受け入れられる世の中であってほしいもんだと切に願う。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
うり坊033

3.5ジョングッドマン良かった(笑)

2016年8月15日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

ジョングッドマン良かった(笑)

コメントする (0件)
共感した! 0件)
snowball

4.0理解しようとすること

2016年8月15日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

当時の人々にとって、共産主義は脅威に感じられたから、人々は弾圧が正しいと信じた。過激な思想に脅威を覚えることは心情として分かるけれど、解雇や収監はやり過ぎだったと思う。その人となりを見てもトランボは過激な思想というのではなく、おそらく育ってきた環境などから、貧富の差や特権といったことを不条理と思い、声をあげる勇気があった。
なのになぜそのような弾圧が行われたのかと考えると、映画の中のヘッダのように、他人の考えを聞かず、理解しようとしなかったためではないかと思った。
また、トランボは出所後、家族を失いそうになる。そのときに繋ぎとめたのは妻の言葉だが、トランボが妻や娘を理解しようとしたからでもあるのではないか。
トランボには文章を書く才能はもちろん、柔軟な思考の持ち主で、頭の回転が早くユーモアもあり、不屈の精神も併せ持っていたのだろう。それでも、家族がそばにいなければ、あれほど幸せそうには見えなかったと思う。
インコ?を頭に乗せている姿に和み、思わず笑みがこぼれた。やはり、優しい物語を書く人なのだと思った。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
由由

4.0作中の軽妙なやり取りから言葉のもつ力とその魅力を再認識。心に残る愛...

2016年8月14日
iPhoneアプリから投稿

作中の軽妙なやり取りから言葉のもつ力とその魅力を再認識。心に残る愛のある言葉が詰まった作品。
#トランボ

コメントする (0件)
共感した! 0件)
ころ

4.0才能で生き延びる

2016年8月13日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

怖い

どんな時代も生き残る才能は有るんだなあ。
映画はよく見るが脚本に注目することはなかった。脚本家以外の映画人の登場やタイトルが話に(私的には)リアリティを与えてくれる。
過去の名作が心の中でさらに分厚くなる。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
HigeKobo

2.5後半良い

2016年8月7日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

ローマの休日が大好きなので、母と行きました。前半は、メリハリなく、眠気に襲われましたが、後半は見応えありました。

奥さん役のダイアン・レインが素敵でした。美しかった。

役が実名だったので、鑑賞後に母と昔の映画の話で盛り上がりました。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
しじみ

4.0誰もが知るローマの休日を創った男の話

2016年8月4日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

難しい

前提知識無くとも楽しめた。
赤狩り、ハリウッド・テン、映画連盟等等、知らなくてもスッと入る。
家族愛の物語。

トランボの主義を曲げない生き方も凄いが、
それを支えた妻子はもっと凄いと思った。
エンドロールのインタビューも泣ける。

ジョン・ウェインが悪者に見えてしまうのは、トランボ側視点だと仕方無いのだろうか。
マイケル・ダグラスの父カーク・ダグラスが男気溢れていて格好良かった。
ヘレン・ミレンが憎たらしい女性を演じていたが、素晴らしく憎たらしかった。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
toosumi

4.5ナショナリズムを糾弾する映画

2016年8月3日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

アメリカはナショナリズムの精神構造を代表とする同調圧力の非常に強い国で、それは今も昔も変わらない。アメリカ人のナショナリズムこそ、世界を駄目にしてきた元凶なのだが、誰もそのことに触れない。ナショナリズムを否定するとアメリカでは生きていけなくなるからだ。アメリカだけではない、たいていの国で生きていけなくなる。
国家を第一義とするナショナリズムは、人間の自由と尊厳を大切にするヒューマニズムと正反対の思想である。ヒューマニズムの主張は尤もなのだが、ナショナリストからはエゴイストあるいはコミュニストと非難される。ヒューマニズムの主張は穏やかなのに対し、ナショナリズムの主張は攻撃的で高圧的で、時として暴力的である。そして大抵の場合国家権力を掌握しているのはナショナリストである。議論ではヒューマニストに敵わないが、権力を背景にした暴力で圧倒する。ヒューマニストは黙りこむことになる。
民衆はというと、世界を立体的に考えることができない多くの人々は、ヒューマニズムを理解することができず、ナショナリストの大義名分の圧力に抗うことができない。むしろナショナリズムの一員として全体に同調し、高揚する。肩を組んで「America the Beautiful」なんかを歌うのが幸せなのだ。

トランボはヒューマニストである。したがって、当然ながら反戦思想の持ち主だ。第二次大戦前後のアメリカでは反戦思想の政党はアメリカ共産党だけだったから、彼は共産党に入党する。そこにソ連との冷戦がはじまり、レッテル張りをするのが得意なナショナリストの格好の標的となってしまう。マッカーシーの赤狩りの餌食となったのだ。そしてトランボたちを攻撃している中にロナルド・レーガンやジョン・ウェインといった有名俳優もいたことが少なからずショックだった。

この映画は、酷い目に遭いながら、不屈の精神力で脚本を書き続けるトランボと彼を支える家族たちの苦闘の映画である。
トランボの生き方は見事だったが、映画はそれだけではなく、ナショナリズムの恐ろしさも端的に伝えている。

コメントする 1件)
共感した! 3件)
耶馬英彦

3.5良くも悪くもアメリカなんだと

2016年8月2日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

良いものは良いと評価される体質、アメリカという国の懐の深さを感じます。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
さばとら

3.0共産主義者への親近感を感じる

2016年8月2日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

米国映画会の実態が垣間見られる秀作だと思います。
主人公と幼い娘が馬の背で語った共産主義は、共産主義という言葉に対する偏見や先入観をクリアするのに参考になると思います。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
めにる

4.0風呂場で映画の脚本

2016年8月2日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

ローマの休日に脚本を書きアカデミー賞を受賞した脚本家の実話です。

ハリウッドの赤狩りの話は他の映画でもあったので知ってはいたのですがこのトランボという人の事は全く知りませんでした。

評判良かったので劇場鑑賞しました。

共産党員という事で弾圧され酷い目に遭いますがやっぱり才のある人は違いますね!

偽名を使って脚本を書き2度のアカデミー賞受賞!!!

ローマの休日の脚本がまさか風呂場でタバコを吹かしながら書かれていたとは。。。

これが実話とは思えないトランボの人生その才能!

見応えありました。

脇役もダイアン・レイン、エル・ファニング、ジョン・グッドマンとキャスティングもいい

コメントする (0件)
共感した! 2件)
heran

4.0エンタテインメント色たっぷりの社会派映画

2016年8月1日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

米ソ冷戦がはじまった1940年代後半から、米国では共産主義的思想の持ち主を徹底的に弾圧した。
ハリウッドとて例外ではなかった。
いや、大衆への影響が大きいことから、その弾圧はすさまじかった。
ダルトン・トランボもそのひとり。
いや、ハリウッドの共産主義の中心人物と目され、徹底的に排除された。
しかし、トランボは変名・偽名を使い、仲間とともに次々と脚本を書き続けていく・・・

という事実に基づいた映画で、とにかく面白い。
興味深い、ではなく、面白いのである。

その面白さの中心は、トランボそのひとにある。
とにかく、信念の人である。
自分を曲げない。
自分にできることは書き続けること。
ただし、主義主張、メッセージを重視するのではなく、量だ。
その量の中から、「質」が現れる。

「質」は、作品の質であると同時に、そのひとの内面の質だ。
「ひと」が認められることで、主義主張を通そうというのだ。

まぁ、やりすぎて、ワーカホリック状態になり、家族との危機も迎えるのだけれど。

この映画では、トランボを演じるブライアン・クランストンも素晴らしいが、妻役のダイアン・レインが素晴らしい。
いつもは控えめだけれども、家族の危機に際しては、言うべきことは夫に言う。
このシーンが良かった。

実話なので、エドワード・G・ロビンソン、ジョン・ウェイン、カーク・ダグラス、サム・ウッド、オットー・プレミンジャーなど、ハリリウッドの面々が登場するが、なかでも、カーク・ダグラスが酷似。
さらに、映画コラムニストのヘッダ・ホッパー役のヘレン・ミレンが憎々しくて、これまた良い。

社会派テーマをエンタテインメント色たっぷりに仕上げるのは、かつてハリウッドが得意としていたものだが、これは久しぶりにそういった類の秀作佳作である。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
りゃんひさ

4.0完売上映でした。

2016年8月1日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

映画の日でしたが19:05の回完売しました。映画好きには、たまらない内容の作品でした。
未だ美しいダイアン・レインの演技力に感動です。素晴らしい。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
タイガー力石

5.0これは後年も名作になる

2016年8月1日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

むだなところがなかった。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
ツン子

4.0数々のSNS炎上が、この出来事の再演で無いと良いが・・・

2016年8月1日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

知的

第2次世界大戦終結後にアメリカで起きた赤狩りの対象となり、映画界から追放されてしまったダルトン・トランボの伝記映画。

いやぁ、あの『ローマの休日』にこう言う隠された逸話があるとは知りませんでした。脚本には、「あこの作品は、あの人っぽいよね」と言う癖が有るような気がするんですが、専門家ばかりのアカデミー会員は、見抜けなかったんですかね?あるいは、この時のアカデミー賞受賞は、陰ながらにトランボを応援していたアカデミー会員の影の努力の賜物なんでしょうか?

『ローマの休日』以外にも、大ヒット映画の脚本に関わっていたトランボは、一種の天才ですね。見た事はありませんが、『スパルタカス』とか『栄光への脱出』とか、いやぁ、すごい作品ばかり。

見ていて思ったのが、自由に考えていることを主張していくことの大切さと、それを守ることの難しさ。いまSNSでは、誤った正義感・自己の価値観の押し付けによる過剰なバッシングが多いですが、この当時の赤狩りもそれに類するというか・・・、時間軸的には逆ですね。いまの過剰なバッシング傾向は、当時の誤った赤狩りに通じるものがあると強く感じました。

ちょっと意外に感じたのが、ヘレン・ミレンが、正にbastardとでも言われるべき人間を演じていたところ。いやぁ、本当に悪くて嫌な奴でしたね(笑)。あんな役を演じられるのも、ヘレン・ミレンが一流の女優であるからなんでしょうが。

それにしても、途中までは「トランボの作品は最高だけど、トランボ本人は人間としては最低だ」と思っていたんですが、奥さんの“激怒”により改心した所も中々凄いと思います。そう言うところがないと、こう言うヒット作品ばかり書き続けられないんでしょうね。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
勝手な評論家

5.0もう一度観に行きたい!!

2016年7月31日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

五つ星を付けておきながら…
実は最初の数分、睡魔に襲われて意識が朦朧としていたんですよね。

好きなものは好き!
合わないものは合わない!
という性格なので、今回は失敗したかなーと諦めていたのですが(笑)

まさかまさかの巻き返し!!!!!
映画館で、
エンドロールで、
拍手したくなる作品は久しぶり\(^o^)/

最初数分の自分の態度を呪いたくなりました。笑

本当に素晴らしい作品!!!
もう一度、もう一度!映画館に観に行きたい!!!!!

劇中で流れた『ローマの休日』。
やっぱりすごくテンションが上がる!
かっわいいんだよなぁ。。
なんて素敵な映画なのかしら♡
色褪せない名作!

コメントする (0件)
共感した! 2件)
runa

4.0頑張れトランボ家

2016年7月30日
iPhoneアプリから投稿

アカ狩りというアメリカの黒歴史のなか、名前を隠しながらも書き続けた脚本家のお話。

トランボは誰が見ても天才脚本家だけど、それよりも奥さんの聡明さと強さが非常に印象的だった。
皆から尊敬されたトランボが尊敬していたのは、きっと奥さんだったんだろうなぁと想像してみたり。
トランボが奥さんの説教に耳を傾けてくれてホッとしたし、それについての「あいつは口数が少ないから…」っていうセリフも最高。娘が着実に父の背中を見て育ってる感も最高。

これは逆境に耐え忍び、戦い続けた家族の物語です。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
ペンペン